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南阿蘇の天然水を買ってウクライナを支援しよう 丸富産業が熊本地震で受けた 恩をお返し

南阿蘇の天然水を買ってウクライナを支援しよう 丸富産業が熊本地震で受けた恩をお返し 画像1
丸富産業 「ウクライナ支援ボトル500mlと発送用ケース」

 

 南阿蘇の天然水「阿蘇のメイスイ」を製造・販売する丸富産業(熊本県御船町)は、ウクライナ支援ボトルを販売し、売り上げから経費を引いた全額を、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて寄付すると発表した。ウクライナの戦争被害者を支援するとしている。

 丸富産業は2016年の熊本地震で甚大な被害を受けたが、縁のない人からの寄付や既に取引がなくなった所からの再発注などに支えられて事業を継続することができたことを感謝し、受けた恩を苦しんでいる人に返したい、との思いから支援を計画したという。

 「阿蘇のメイスイ」は、南阿蘇の麓で、150メートルの深井戸からくみ上げた原水を、銀活性炭と特殊セラミックフィルターと2種類のマイクロフィルターを通し、最後に紫外線殺菌を施している。非加熱殺菌のため、水本来のおいしさを損なわない、としている。

 ウクライナ支援ボトルは、ウクライナの国旗に使用されている黄色と青色のラベルを貼り付け、300ミリリットルボトル28本入り(3078円)と、500ミリリットルボトル18本入り(2365円)の2種類を、自社サイトのほか、アマゾンとヤフーショッピングで販売している。寄付額は1本当たり約25円、販売期間は、寄付総額100万円を達成するまで。