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日本の夏の暮らしの道具 蚊取り線香をモチーフに伝統工芸で再現

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 浴衣を着てうちわで涼をとりながら花火見物。部屋の一角には蚊取り線香。ニッポンの夏の風物を描いたらこんな一枚が必ずありそうだ。蚊取り線香を世界で初めて開発した金鳥(大日本除虫菊・大阪市)と中川政七商店(奈良市)がコラボ。金鳥の商品をモチーフに工芸職人が作り上げた「日本の夏の暮らしの道具」全22種類が6月1日に発売される。

 

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 注目の一品は、ニッポンの夏を象徴するような「金鳥の渦巻」の缶デザインを、日本最古の磁器といわれる有田焼で完全再現したふた物(税込み55,000円)。伝統工芸士による手描きの絵付けをもとに、高度転写の技術で繊細な文様を再現した数量限定品だ。また手刷り丸竹うちわ(同2,750円)やレトログラスとコースターのセット(同1,650円)、風呂敷 金鳥の渦巻(同3,300円)など、職人の手仕事が感じられる道具がそろっている。