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北斎は「鬼」をどう捉えたか すみだ北斎美術館が特別展「北斎 百鬼見参」を開催

北斎は「鬼」をどう捉えたか すみだ北斎美術館、特別展「北斎 百鬼見参」を開催 画像1
すみだ北斎美術館 特別展「北斎 百鬼見参」

 

 すみだ北斎美術館(東京都墨田区)は、6月21日~8月28日、特別展「北斎 百鬼見参」を開催する。錦絵「百物語」や版本などから鬼に関連する作品を紹介し、北斎がどのように鬼を捉え、表現してきたかに迫る。

 6月21日~7月24日の前期と7月26日~8月28日の後期で一部内容を入れ替え、計約145点を展示する。

 1~4章で構成し、1章の「鬼とは何か」では、江戸時代の人々がどのように鬼をイメージし、捉えていたかに迫る。2章の「鬼となった人、鬼にあった人」では、実在した歴史上の人物のうち、鬼となった人や鬼に遭ったとされる人々の事績やエピソードをもとに制作された北斎の作品を紹介する。3章「神話・物語のなかの鬼」では、日本の神話や伝説、演劇などに登場する鬼を集めた。肉筆画「道成寺図」は、修復後初公開となる。4章の「親しまれる鬼」は、暮らしの中での身近な鬼やユーモラスな姿の鬼を紹介する。