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セブン&アイの高齢者見守り「いきつけフォン」実証実験 レブコムとNTTコ ミュニケーションズも参画

セブン&アイの「いきつけフォン」実証実験に参画 レブコムとNTTコミュニケーションズ 画像1
RevComm 音声解析AI電話「MiiTel」

 

 RevComm(レブコム、東京都渋谷区)は、セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区)が6月15日に開始した「いきつけフォン」の実証実験にNTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)とともに参画し、高齢者の心身の健康維持を図る新たなサービスの提供に向けた取り組みを支援する。

 「いきつけフォン」実証実験は、高齢者向けのコミュニケーションスキルを持つコールスタッフ(NTTコミュニケーションズ)が、1回あたり30分程度電話を6回(1.5カ月間)行い、その会話内容をレブコムの音声解析人工知能(AI)電話「MiiTel」が分析し、セブン&アイがその情報を利用者に手紙にまとめて送付する、という高齢者見守りサービスの実証実験。高齢者のコミュニケーション機会の創出や、新たなビジネスの検討、ニーズ把握などが目的だという。

 実証実験に提供される「MiiTel」は、コールセンター業務などのトークの可視化とセルフコーチング、リモートワーク体制構築に活用されており、2021年には東京都保健所における新型コロナウイルス感染症陽性患者に対する電話業務にも導入されるなど、社会課題解決の場面にも活用が広がっているという。

 レブコムの會田武史・代表取締役は、「今回の取り組みは、最新のテクノロジーから取り残されがちな高齢人口に焦点を当てた取り組みで、超高齢化社会になりゆく中で大変意義深い」とコメントしている。