SDGs

紙文書のアップサイクル 電子化後の循環サービス

紙資源の循環サービス
紙資源の循環サービス

 紙文書を電子化してペーパーレスに。そこまではかなり多くの企業、個人が努力している。これはその後の話だ。 キンコーズ・ジャパン(東京)は、「紙資源の循環サービス」を6月27日から開始した。電子化した後の紙文書を廃棄せずにアップサイクルする仕組みだ。

紙資源の循環
紙資源の循環

 企業内に蓄積された大量の紙文書を電子化し、紙を中心とした旧来の業務フローの見直しを支援する「文書電子化サービス」を展開する同社。だが、それらの紙文書は電子化した後顧客に返却され、その多くが不用なものとなり、廃棄処分されているのが実情。そこで、同社が参加する紙資源の再生ネットワーク「PELP!(ペルプ)」の仕組みを活用。電子化した後に要らなくなった用紙を100%再生紙「PELP!PAPER」にし、名刺や封筒、販促物など新たな印刷物にアップサイクルして顧客に返還して紙資源を循環させるという。