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喜界島の“今” を記録 サンゴの魅力が詰まった図鑑が完成!

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 鹿児島県の離島、奄美群島の最も北東部に位置する喜界島は、サンゴ礁で囲まれ、ダイバーには天国のような場所。喜界島サンゴ礁科学研究所(鹿児島県喜界町)では、サンゴの分類や地質等が専門の研究者と共同で『喜界島 海と陸の造礁サンゴ図鑑』(税込み5,000円)を制作、7月4日に販売を開始した。世界でも稀有な隆起サンゴ礁の島、喜界島のサンゴを総合的に理解できる一冊だ。

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 「喜界島には何種類のサンゴがいるのだろう」という子どもたちが寄せた疑問から、今回の図鑑制作が始まった。研究者や学生たちが一緒にサンゴの種類の把握や標本採取、写真撮影を実施。調査で見つかった150種以上のサンゴを種類ごとに生時、骨格の写真とともに解説している。生時の特徴と骨格の特徴が文字によっても解説されているため、サンゴを見分ける際も分かりやすい構成になっている。

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 また喜界島で観察できる化石のサンゴも属ごとに解説。島の成り立ちや、古くからサンゴを資源として活用してきた島民のサンゴ礁文化を紹介するページ、サンゴの形状や生態に関する解説など、サンゴの魅力がつまっている。

 購入は、喜界島サンゴ礁科学研究所またはサンゴCAFEのオンラインショップで。