カルチャー

博物館級の足踏みオルガン 海辺のポルカでフェスティバル

main

 足踏みオルガン、そういえば幼稚園で先生が弾いていた、という記憶がある人もいるかもしれない。シニア世代には懐かしく、ジュニア世代には新しく感じるだろう足踏みオルガンのフェスティバル(アトリエピアノピア・大阪府寝屋川市)が8月21日、神戸煉瓦(れんが)倉庫(神戸市)の「海辺のポルカ」で開かれる。100年前の博物館級の足踏みオルガン10台が勢ぞろいする。

 演奏に使うオルガンは、歴史的価値が高く楽器修復師が何年もかけて完全修復した足踏みオルガンたち。それぞれが違った歴史、外見、個性、音色を持ち、楽器の持つ特性と演奏者の個性が重なって生まれる、心にしみる音色を聞き比べることができる貴重な機会だ。

sub1

 世界的オルガニスト冨田一樹さん、ドラマ、映画など劇伴作曲家として活躍する平井真美子さんを始め、クラッシック、ポピュラー、ジャズ、北欧音楽などさまざまなジャンルで活躍する11人が、昔懐かしい足踏みオルガンを新しいカタチで踏み鳴らす。プロから演奏を学べる講座や、楽器の仕組みや歴史を学ぶワークショップなども開催される。

sub2