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「絹谷幸二 天空美術館」特別展 原点のアフレスコに焦点を当て芸術の核心に迫る 

絹谷幸二の原点アフレスコに焦点 「絹谷幸二 天空美術館」特別展 画像1
積水ハウス 絹谷幸二「シルビアとその友達」(1973年 392㎜×475㎜ アフレスコ・ストラッポ)

 

 積水ハウス(大阪市)が運営する大阪市の梅田スカイビルタワーウエスト27階の「絹谷幸二 天空美術館」は、同館名誉館長・絹谷幸二氏の2021年度文化勲章受章と同館開館5周年を記念した特別展「永遠にあたらしい!! 人類最古の壁画技法 アフレスコ」の後期展示を開催中だ。開催期間は12月11日まで。

 絹谷芸術の原点であり、代名詞でもある「アフレスコ」(イタリア語、英語はフレスコ)に焦点を当て、1973年制作のアフレスコ「シルビアとその友達」を初公開。創意の源泉ともいえるデッサンに注目した特設コーナーも新設し、絹谷氏の芸術の核心に迫る内容にしたという。

 積水ハウスは「人類最古の壁画技法であるアフレスコの真髄とともに、豊饒(ほうじょう)なイメージと鮮烈なる色彩で、永遠の新しさを探求し続ける、夢と希望に満ちあふれた絹谷ワールドをさらにお楽しみいただける」と来場を呼びかけている。