おでかけ

六甲高山植物園で絶滅危惧「花」を見よう 見ごろは8月下旬まで

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 その花の名前は「ヒゴタイ」。環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧II類(VU)に分類されている。このヒゴタイが8月下旬まで見ごろだ。六甲高山植物園(六甲山観光・神戸市)で鑑賞することができる。

 「ヒゴタイ」は、やや乾いた草原に生えるキク科の多年草で、鮮やかなブルーとてまり型の花が特徴。かつてはよく見られた花だが、生育場所である草地の減少で現在では数が減ってしまったという。トゲのようなものは一つ一つが小さな花で、たくさんの花が集まって一つの球体を作っている。その変わった形の鮮やかな青い花が風に揺れる姿は涼しげ。夏の高原のお花畑をイメージしたエリアでは、黄色のオミナエシと一緒に咲く様子も見られる。入園料は大人(中学生以上)700円、小人(4歳~小学生)350円。