ヤマト運輸がＵＲ賃貸住宅で高齢者見守りサービス開始 IoT電球「ハローライ ト」を活用

ヤマト運輸　「クロネコ見守りサービス ハローライト訪問プラン」全体イメージ

　ヤマト運輸（東京都中央区）はこのほど、全国で70万戸を超える都市再生機構（UR）賃貸住宅在住の高齢者を対象に、見守りサービス「クロネコ見守りサービス ハローライト訪問プラン」の提供を10月1日から始める、と発表した。

　IoT（モノのインターネット）電球「ハローライト」を活用したサービス。ヤマト運輸がサービスを希望する高齢者宅にハローライトを設置し、点灯、消灯の動きが24時間ない場合、指定の通知先（親族や知人など）とヤマト運輸ネコサポサービスセンターに異常検知の連絡メールが自動配信される。もし高齢者と連絡が取れなかったり、遠方などの理由で訪問できなかったりした場合は、ヤマト運輸のスタッフが高齢者宅を訪問し、状況に応じて地域包括支援センターへ通報するなど必要な措置を取る。

　ヤマト運輸はすでに2021年2月からIoT電球「ハローライト」を活用した見守りサービスを全国で開始している。高齢者の親族や不動産関連事業者、自治体などが利用し、一部自治体では「ふるさと納税返礼品」として活用している、という。サービスの利用料金は月額1078円。初期費用、追加費用はない。