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ソムリエAIの案内で越後新潟の日本酒を味わいませんか? SCENTMATICが10月から「ぽんしゅ館」で嗅覚をデジタル化

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 ソムリエAIの案内で越後新潟の日本酒を味わってみませんか?

 嗅覚のデジタル化に取り組むSCENTMATIC(東京)と、新潟県内主要駅で越後新潟の食文化の魅力を発信する「ぽんしゅ館」を運営するレルヒ(新潟県湯沢町)は、「日本酒の日」である10月1日から、ぽんしゅ館がJR新潟駅、長岡駅、越後湯沢駅に展開する店舗に、日本酒ソムリエAI「KAORIUM for sake」を設置する。

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 新潟の日本酒や土産物の魅力を発信・販売する「ぽんしゅ館」の中の「きき(※ききはくちへんに利)酒番所」では、新潟県内全酒蔵の代表銘柄100種類以上が、ズラリと並んだ利き酒マシンでワンコインで味わえる。500円でメダル5枚を手にし、おちょこ5杯の利き酒が楽しめる。 その「きき酒番所」に、SCENTMATICが開発した日本酒ソムリエAI「KAORIUM for sake」を設置する。新潟の地酒をAIとともに利き酒できる新体験が楽しめる。

 「KAORIUM for sake」は、表現が難しい日本酒の風味をわかりやすい言葉でビジュアル化するAIシステム。ビジュアル化された言葉を見ながら日本酒を味わうと、味覚の感度が広がり、より深い味わいを感じられるようになるという。

 また、「ぽんしゅ館」の新潟驛店、長岡驛店の日本酒売り場には、お土産を選ぶためAI「KAORIUM for sake」を設置する。お土産を贈りたい「相手のイメージ」を選択するとAIが解析して、新潟のおすすめのお酒を提案する。

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 日本酒ソムリエAIが持つ膨大な日本酒の風味データによって、食品とお酒のペアリングを導き出すことも出来る。新潟駅、長岡駅の「ぽんしゅ館」の菓子・食品売り場に設置される「KAORIUM for sake」は、お菓子や食品、みそなどの新潟土産と風味がマッチする日本酒の組み合わせを提案する。日本酒以外のお土産選びにもAIの手助けが得られる。

 「KAORIUM for sake」は、インターネット上の膨大な言語表現と人の香りの感じ方を学習したAIに、1万以上の日本酒の風味・感性データと酒ソムリエの感性を融合させた最先端のAIシステム。自然言語処理によって、表現が難しい日本酒の風味を、わかりやすく言語化し、ある言葉にひもづく日本酒を導き出すことが可能となった。

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 「ぽんしゅ館」は、新潟全酒蔵の銘柄が利き酒できるお酒のミュージアム。商品数3,000を超える圧倒的な品ぞろえを誇る。1995年に越後湯沢驛店をオープンし、現在は新潟県の主要3駅(新潟・長岡・越後湯沢)の構内に計5店舗を構えている。