カルチャー

日仏美の交差 睡蓮に魅せられた平松礼二展

「睡蓮夢春秋」 六曲一隻 200×540cm 税込24,200,000円

 オランジュリーやマルモッタン美術館、ジべルニーにも足を運んだ、というクロード・モネのファンは日本にも多い。モネを追っていると、自然に日本の美術史にたどりつく。モネの「睡蓮(すいれん)」に出会い、印象派の画家たちが視線を注いだモチーフを追求してきた画家、平松礼二氏の展覧会「日本・フランス 美の交叉 平松礼二展」が、10月12~18日まで、東京の松坂屋上野店で開かれる。

「日本の春秋図」 40号 税込12,100,000円
「日本の春秋図」 40号 税込12,100,000円

 フランスでの取材や作品発表を重ね、14面の屏風絵で構成した全長90mに及ぶ大作「睡蓮交響曲」を完成させた平松氏。フランス政府から芸術文化勲章・シュヴァリエ受勲の栄誉に浴する記念の展覧会だ。氏の日本画全73点が展示・販売される。