おでかけ

「ルーヴル美術館展 愛を描く」が国立新美術館で3月1日から開催 6月には京セラ美術館へ巡回

仮チラシ再入稿0913_①ピンク

 ルーブル美術館展が日本に戻って来る! 人間の根源的感情「愛」をテーマとする73の絵画作品が来日、多様な愛の表現が楽しめるだろう。

 ルーブル美術館のソフィー・キャロン学芸員は「愛はどこにでもある。と同時にどこにあるのでしょうか? これこそ、本展覧会の本質的な問いかけなのです」と語る。

 国立新美術館の逢坂恵理子館長はいう。「西洋の画家たちは、愛という複雑で繊細な感情をどのように見つめ、どのように描いてきたのか。ルーブル美術館の膨大なコレクションの中から選りすぐられた73点の絵画によって紹介していきます」

 「神話における神々の情熱的な愛、キリスト教の絵画に描かれた神と人間を結ぶ愛、風俗画に見いだされる人々の恋愛や家族の愛、そして19世紀ロマン主義の絵画を特徴づける悲劇の愛まで、多様な愛が取り上げられます」

 本展覧会では、バトー、ブーシェ、フラゴナール、ジェラール、シェフェールなどの名画を通して、約350年にわたる愛の表現の諸相をひもといていく。ルーブル美術館が誇る、珠玉の「愛」の絵画が一堂に会する貴重な機会となる。

サッソフェラート (本名ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ)《眠る幼子イエス》 1640-1685年頃 Photo ⓒRMN-Grand Palais (musee du Louvre) Stephane Marechalle distributed by AMF-DNPartcom
サッソフェラート (本名ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ)《眠る幼子イエス》 1640-1685年頃 Photo ⓒRMN-Grand Palais (musee du Louvre) Stephane Marechalle distributed by AMF-DNPartcom

 2023年3月1日(水)から6月12日(月)まで国立新美術館(東京都港区六本木)で開催される。休館日は毎週火曜日。ただし3月21日、5月2日は開館、3月22日(水)は休館。開館時間は午前10時から午後6時まで(毎週金・土曜日は午後8時まで)。入場は閉館の30分前まで。観覧料は一般2100円、大学生1400円、高校生1000円、中学生以下は無料。問い合わせは050-5541-8600 (ハローダイヤル)。

本展覧会は京都に巡回。2023年6月27日(火)から9月24日(日)まで京都市京セラ美術館(京都市左京区)で開催される。

案内人を務める満島ひかりさんから、テーマ・ソングとしてSOIL&“PIMP” SESSIONSが作曲・アレンジを手がけ、満島さんが作詞、満島さんと盟友の歌手・三浦大知さんが歌唱する「eden」の制作が発表された。

本展は、日本テレビ開局70周年記念事業であるほか、「LOVE×LOUVRE」をキャッチフレーズに、さまざまなタイアップ企画を展開する予定だ。