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いったいどんな人なのか? トランプ氏の発想の原点

本書書影
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 メディアは、イギリスの国民投票の結果でもちきり。確かに拮抗はしていたけれど、こうなるとは思っていなかった、という人たちが今、一番恐れているのがトランプ“大統領”の可能性。まさか!な感じで共和党の候補になった彼が自らを語った『トランプ思考 知られざる逆転の成功哲学』(PHP研究所)が発売された。

 ペンシルベニア大学在学中から、父の会社を手伝い、不動産投資ビジネスを学んだトランプ。1970年代からオフィスビル開発やホテル、カジノ経営などに乗り出し、1980年代には大成功を収め、アメリカの不動産王と呼ばれるまでになったが90年代前半に経営は破綻。ところが資産を売却するなどして、絶望的な状況から奇跡の復活を果たした。

 ビジネスマンとしては浮き沈みの激しい人生を経験したトランプだが、昨年、大統領予備選に立候補すると、あれよあれよという間に多数の州を制し有力候補を大きく引き離し、共和党指名候補に。成功と破綻、そして復活。そんなトランプという人物の思考の原点を垣間見ることができる一冊だ。トランプに票を投じたアメリカ人はトランプのどこに魅力を感じているのか。トランプ氏の知られざる哲学を読めば、彼に熱狂する米国民の知られざる哲学も理解できるだろうか?

 なお、本書は『明日の成功者たちへ』(PHP研究所)を改題、再編集したもの。

『トランプ思考 知られざる逆転の成功哲学』
著者:ドナルド・トランプ
発行:PHP研究所
定価:1,300円(+税)