カルチャー

パラリンピックを知ろう 千葉市がイベントを開催4年後の大会成功目指し

オープンセレモニーで挨拶する熊谷俊人・千葉市長
オープンセレモニーで挨拶する熊谷俊人・千葉市長

 千葉市は、リオデジャネイロ・パラリンピックの開催に合わせ、期間中、市内各所でパブリックビューイングを中心に、パラリンピックを応援するイベントを行った。市民にパラスポーツを紹介し、理解を深めてもらうのが狙い。2013年9月に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定して以来、障がい者スポーツへの注目は高まったが、まだまだ理解不足の面がみられる。市では時間を掛け、市民にパラスポーツになじんでもらうことで4年後の大会成功、さらにそれ以降の健常者と障がい者の共生社会の実現を目指す。

セレモニーで勢ぞろいしたゲスト。中央が熊谷市長
セレモニーで勢ぞろいしたゲスト。中央が熊谷市長

 9月17日から19日までの3日間はJR海浜幕張駅の南口広場で、パラスポーツ応援イベントを開催。17日のオープンセレモニーには熊谷俊人市長をはじめ、陸上世界選手権400メートル障害銅メダリストの為末大さん、ロンドン・オリンピック、フェンシング男子フルーレ団体銀メダルの三宅諒さん、同女子バレーボール銅メダルの大友愛さんらが参加、実際に車いすバスケットボールを試し、パラスポーツの魅力を体験した。

 2020年の東京パラリンピックでは、同市美浜区の幕張メッセで、車いすフェンシング、テコンドー、ゴールボール、シッティングバレーボールの4競技が行われる。同市は市の方針として身障者スポーツの支援を打ち出しており、セレモニーで熊谷市長は「千葉市では、パラスポーツを見る機会も、やる機会もある。パラスポーツは普通に楽しいということを発信していきたい。パラスポーツを体験できる、そしてそれが4年後には我が町にやってくる。千葉からパラリンピックを盛り上げていきましょう」と市民に呼びかけた。

車いすバスケットボールの千葉ホークスの選手が模範プレー
車いすバスケットボールの千葉ホークスの選手が模範プレー

 会場内には、小ぶりながら車いすバスケットボールの特設コートもあり市長、ゲストが、実際に車いすに乗ってゲームを体験。千葉市を本拠にする千葉ホークスの植木隆人選手ら4選手が、まず模範の2対2の試合を披露。軽やかな車いすの操作、スピード、シュートの巧みさに、集まった市民から「すごい」と驚きの声がもれた。続いて市長やゲストが選手と組んで、実際に対戦。既に経験済みという熊谷市長は何本もシュートを決めた。途中、挨拶に訪れた猪口邦子参院議員も「市長は力強いですね。選手の皆さんには敬意を表します」と感想を述べた。

車いすバスケットボールを体験する熊谷市長(手前中央)と為末さん(手前右)。 応援に駆けつけた猪口参院議員(奥中央)
車いすバスケットボールを体験する熊谷市長(手前中央)と為末さん(手前右)。
応援に駆けつけた猪口参院議員(奥中央)

 体験を終えた後、熊谷市長は「パラスポーツを目の前で見て、体験することで身近に感じてほしい。20年はすぐにきます。今後も、いろいろなイベントの機会をつくっていきたい」と抱負を話した。市長とは私的な交遊もあるという為末さんは「やってみて楽しかった。車いすは実際に乗ってみないと分からない部分がたくさんあります」と体験を勧めた。 三宅さんも「パスが渡りシュートが決まると楽しい。スポーツの楽しさは一緒ですね」と話し、大友さんは「経験したことのない迫力でした。障害があるのに、選手の前向きな姿に感動した。とても新鮮でした」と、すっかり気に入った様子。

 期間中、バスケットボールのほか、車いすフェンシング、車いすラグビー、ゴールボール、シッティングバレーボール、テコンドーの実演と体験会が開かれた