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クリプトンからブックシェルフ型スピーカーとオーディオ用アクセサリー発売

本木ハイブリッドボードAB-111
本木ハイブリッドボードAB-111

 オーディオのクリプトン(KRIPTON・東京)は、ブックシェルフ型スピーカーシステム「KX-3SX」(39万8,000円/ペア)、電源ボックス「PB-HR3000」(21万4,000円・)、オーディオボード「AB-111」(2万2,000円)、スピーカーケーブル「SC-HR2020」(9,800円・1m当り)を、10月上旬に発売する。価格はすべて税別。

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 KX-3SXは17cmウーファーと3.5㎝リングラジエーター・トゥイーターを搭載する2ウェイの小型モデルで、ラインアップの中核モデルとしては第6世代目となる。キャビネットは、家具にも使われるワンダーローズの突板6面仕上げが特徴。高級家具にもひけをとらない高品位な外観は、リビングなどにもマッチする。本体は、同社がスピーカーの3種の神器を位置づける、ハイパワーなオールアルニコマグネット磁気回路、付帯音が抑えられ引き締まった低音となる密閉型エンクロージャー、豊かな音楽再現とされるドイツのクルトミューラー社製コーン・ウーファーで構成。内部配線にもこだわり、オーディオケーブルで単売もするPC-Triple導体のオーディオケーブルを使用。また同社で推進する高域と中/低域の干渉を無くしたバイワイヤリング駆動にも対応している。

0926 クリプトンが小型スピーカーなど_PB-HR3000

 PB-HR3000は、8出力3回路フィルター入りの電源ボックス。ノイズ抑制効果をもつ複合磁性体ジャンパー線に巻き付けて高周波ノイズを遮断し、ボディには振動吸収素材を使った3層構造のパネル、非磁性体で電磁遮蔽や防振に優れた高質量ステンレスを採用する。出力(ACアウトレット)は8口あり、4口がプリアンプ、CDプレーヤーなどの小電流機器、2口がパワーアンプなどの大電流機器用、さらに2口のデジタル機器用が設けられている。これら3系統は、それぞれ電流に応じて最適化されたフィルターを備えて、相互のノイズ低減効果も図れるようになっている。

本木ハイブリッドボードAB-111
本木ハイブリッドボードAB-111

 オーディオボードのAB-111は、高比重のゴムの木のランバーコア材に高質量の鉄球サンドを封入。2つの素材で外部振動や電磁ノイズの影響を抑えるようになっている。設置に適切な比較的コンパクトなサイズながら、フロアー型スピーカーやスピーカースタンド、アンプなどのオーディオコンポ―ネントに幅広く対応している。仕上げはブラックと木目から選べる。

スピーカーケーブル「SC-HR2020」
スピーカーケーブル「SC-HR2020」

 スピーカーケーブルSC-H2020は、導体にPC-TripleCを採用したバイワイヤリング用。高域と中/低域を独立して動作させるバイワイヤリングは、中/低域ユニットの動作で生じる逆起電力がネットワークを通して高域の動作に干渉することを防ぎ、ノイズ感を抑えたり、高域特性などを高めることができるとされる。