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ブロードウェイの舞台をそのまま映像化! 名曲満載のミュージカル『ホリデイ・イン』を5日間限定上映

©BroadwayHD/Joan Marcus Photography/松竹
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 ニューヨークのブロードウェイで初めてミュージカルを見たときの感動は今も忘れられない。生の舞台のライブ感や『オペラ座の怪人』という演目の素晴らしさは当然のことながら、海外の観客と共に英語の歌詞やせりふを聞いて楽しむという、いわば本場感も大きく感動に寄与していたような気がする。その後もブロードウェイと日本の両方で、何作かミュージカルを見る機会があったが、その印象は変わらない。たぶん、歌って踊りながら物語を展開するという非現実的な世界にどうせ没入するなら、言語や環境も日常から離れていた方がいいのだろう。

 でも、日本にいながらにして本場ブロードウェイの雰囲気なんて、そう簡単に味わえる・・・ようになった! ブロードウェイの舞台をそのまま映像に収録し、日本の映画館でお手頃価格で上映する「松竹ブロードウェイシネマ」を松竹がスタートさせたのだ。

©BroadwayHD/Joan Marcus Photography/松竹
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 日本映画界史上初となるこのスタイルの第1弾となるのは、天才音楽家アーヴィング・バーリンの楽曲をちりばめた新作ミュージカル『ホリデイ・イン』。本作は、ビング・クロスビーとフレッド・アステアが主演する1942年のミュージカル映画『ホリデイ・イン(邦題:スイング・ホテル)』を新たな脚本で舞台化したものである。

 華やかなショー・ビジネスを引退し農場で静かに暮らしたいジム(ブライス・ピンカム)と、その恋人リンダ(ローラ・リー・ゲイヤー)、親友のテッド(コービン・ブルー)。3人がくり広げるサクセス&ラブ・ストーリーが、不朽の名曲「ホワイト・クリスマス」をはじめ、「ブルースカイ」、「チーク・トゥ・チーク」、「イースター・パレード」など、アーヴィング・バーリンの楽曲によって彩られていく。演じるのはラウンドアバウト・シアター・カンパニーで、本年度(第71回)トニー賞にもノミネートされた話題作だ。

©BroadwayHD/Joan Marcus Photography/松竹
©BroadwayHD/Joan Marcus Photography/松竹

 試写を見る機会があったが、映画といっても細かいカット割りや顔のアップが多用されるわけではなく、主役のダンスシーンや歌唱シーン、舞台全体をとらえたシーンがほとんど。つまりは、ブロードウェイの特等席で見ているような気分になれる撮り方なのだ。魅力的なキャストに目を見張るダンス、そして甘い歌声。見ているうちにぐいぐい引き込まれ、曲が終わるたびに巻き起こる劇場の拍手には、思わず自分も拍手しそうになってしまうはず。

©BroadwayHD/Joan Marcus Photography/松竹
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 まるでニューヨークにいるかのような錯覚を起こさせてくれるこの作品は、東京・東銀座の東劇で11月10日(金)から、なんと5日間だけの限定上映。ミュージカルが好きな人はもちろん、まだ本場のミュージカルを見たことがないという人も、ぜひお見逃し無く!

©BroadwayHD/Joan Marcus Photography/松竹
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