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大野拓朗「岸谷五朗さんは和製シェークスピア」 「クラウディア」で地球ゴージャス初出演

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 「Daiwa House Special『クラウディア』Produced by 地球ゴージャス」制作発表が19日、東京都内で行われ、出演者の大野拓朗、甲斐翔真、脚本・演出の岸谷五朗ほかが登壇した。

 本作は、岸谷と寺脇康文が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」によって2004年に初演されたジュークボックスミュージカル。

 岸谷による「反戦三部作」の第1作目で、桑田佳祐が書き下ろした「FRIENDS」ほか、サザンオールスターズの数々の楽曲で物語をつづる。主人公で、禁じられた愛に翻弄(ほんろう)される「根國」の剣豪・細亜羅(ジアラ)役を大野と甲斐がダブルキャストで演じる。

 大野は「脚本を読んで、難しい言葉が多いなという印象でしたが、読み込んでいくうちに、日本語の美しさ、きれいさを改めて感じて、一つ一つの言葉を大切にしながらスッと入り込むように演じられたらいいなと思っています」と意気込みを語った。

 さらに、大野が「脚本を読んだときに、シェークスピアが思い浮かびました。脚本を書いた(岸谷)五朗さんは、和製シェークスピアだなと」と話すと、岸谷は「『岸谷の脚本はシェークスピアを超えた』と書いておいてください」と冗談を交えて笑わせた。

 また、本作は、地球ゴージャスの名前を冠しながら、岸谷も寺脇も出ない初の公演となる。

 岸谷は「僕も出たいし、寺脇さんもウズウズしているんですが、(本作の)最後にクラウディアとのファーストキスのシーンがあるんです。寺脇さんは今年、還暦になりましたので、還暦のファーストキスはちょっと見たくない。頼むから出ないでと言いました」とちゃめっ気たっぷりに明かした。

 舞台は、7月4日~24日に都内・東京建物Brillia HALL、7月29日~31日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。

大野拓朗(左)と美弥るりか (C)エンタメOVO