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小泉孝太郎、苦しい役を演じ切り「達成感と満足感」 泉里香とのダンスシーンに「唯一、癒やされた」

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 WOWOW「連続ドラマW 松本清張『眼の壁』」完成報告会が30日、東京都内で行われ、出演者の小泉孝太郎、泉里香、薮宏太、陣内孝則と内片輝監督が登壇した。

 本作は、松本清張のベストセラー小説を連続ドラマ化。手形詐欺に遭った上司の汚名をそそぐため、部下の主人公が新聞記者の友人の協力を得て巨悪に立ち向かう姿を描く。

 手形詐欺の真相を追いかける主人公・萩崎竜雄役の小泉は「まず台本を頂いて全5話を読んだときに、『苦しいな、萩崎…』と思った。(登場人物で)まともなのは萩崎ぐらい。誰を信用したらいいのか、何を信じて進めばいいのか…その苦しさというのはなかなかない作品だと思いました」と当初の印象を振り返った。

 撮影が始まり、「これは苦しい作品になるぞと覚悟を決めた」という小泉だが、「役者としてのやりがいもあった。今、ものすごく達成感、満足感に包まれています。素晴らしい作品に出会えたことに感謝しています」と笑顔を見せた。

 萩崎を翻弄(ほんろう)する謎の女性・上崎絵津子を演じた泉は、役作りでホステスの所作やダンスを学んだという。

 監督からは「もっと色っぽく」との指示が飛んだそうで、「ダンスシーンでは小泉さんと本当に至近距離だったので、終始ドキドキしていました」とエピソードも披露。

 それを聞いた小泉は「こちらこそ。唯一そこが癒やされたところかもしれない」と照れ笑いを浮かべた。

 手形詐欺の実行犯役を演じた薮は、普段は「うそをつけないタイプ」だという。情報解禁時には「ツイッターでファンの子がどういう反応をしているか、エゴサーチをしたら『あの藪ちゃんが詐欺師なんてできるわけないじゃん』って書いてあって『なにくそ、これは頑張らなきゃ』と思った」と回顧。

 撮影では「なかなか普段の生活では経験できないことなので、人をだますのって楽しいなと思ってしまいました」と語った。

 ドラマは6月19日午後10時から放送・配信スタート(全5話)