エンタメ

中島健人、捕虜役で「人生初めての丸刈りに」 先輩・二宮和也の芝居には「ワンカットごとに感銘を受けた」

中島健人、捕虜役で「人生初めての丸刈りに」 先輩・二宮和也の芝居には「ワンカットごとに感銘を受けた」 画像1

 映画『ラーゲリより愛を込めて』完成報告会見が17日、東京都内で行われ、出演者の二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕、瀬々敬久監督ほかが出席した。

 本作は、作家・辺見じゅん氏のノンフィクション小説が原作。第二次世界大戦終了後を舞台に、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜・山本幡男(二宮)の壮絶な半生を描く。

 会見では、山本の捕虜仲間を演じたキャストを一挙に発表した。

 戦禍で友人を亡くしたトラウマから、自身をひきょう者と思い悩む松田研三を松坂、最年少でムードメーカーの新谷健雄役を中島、昔ながらの軍人として山本に厳しく当たる相沢光男を桐谷、過酷な状況下で心を閉ざしてしまう山本の同郷の先輩・原幸彦を安田が演じる。

 中島は「僕が心から尊敬している役者で、先輩の二宮くんの大作の一部になることができて、心から幸せに思っております」とあいさつ。

 撮影中は「二宮くんの芝居のワンカットごとに感銘を受けた」といい、司会者から「特にどこに?」と尋ねられると、「全てなんです。特筆して『ここ』というと、そこだけ“ひいき”をしているみたいになるので」と語った。

 これを聞いた二宮は「ありがたいです」と照れ笑いを浮かべた。

 また、この映画のために「人生で初めて丸刈りにして…。プラス、初めてふんどしもつけたんです」と話した中島。

 「川の温度はゼロ度ぐらい。かなり寒い中での撮影だったのですが、僕は初めての瀬々組だったし、二宮大先輩もいたので、『負けられない』と思って、待ち時間もロケジャンを着るのをやめたんです。ずっと裸で“俺は強いんだ”というアピールをしていたのですが、監督に『着ろ!』と怒られてしまって…」と明かして笑わせた。

 安田は、そんな中島が一人一人に“ちょっとしたクリスマスプレゼント”を渡していたエピソードを披露。安田が「ああセクシーだなと思いました」と語ると、中島は「少し花を添えただけです」と恥ずかしそうに笑った。

 映画は12月9日から公開。