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映画『ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~』 数々の証言で浮かび上がる歴史的イベントの真実

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 1966年6月29日早朝、折からの台風の影響で予定より遅れて羽田空港に到着したビートルズ。初めてにして最後となった彼らの日本公演は、日本のエンターテインメント・ビジネスの歴史を変えた一大イベントだったばかりか、社会現象でもあった。

 当時の映像と総勢50人以上のあらゆる年代の各界有名人らの証言と思いを通して、日本における新たなビートルズ史を描くドキュメンタリー映画『ミスタームーンライト~ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~』(監督:東考育/約1時間半//配給:KDDI/WOWOW)が来年1月27日(金)からTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開される。

 デビューから60年以上経った今もなお語り継がれる伝説のロックバンド~ビートルズが、60年代洋楽黎明期の日本において、どのようにして空前の人気バンドとなり、どのような軌跡で日本武道館史上初の音楽ライブが実現したのか。

 今もビートルズが広い世代に愛される理由は何なのか。武道館公演の舞台裏で活躍した知られざる立役者や熱狂の渦を目撃した証言者たちは、何を思い何に突き動かされたのか。当時の音楽評論家、メディア関係者、興行関係者、観客らの証言などが、この作品をビートルズの日本武道館公演の新たな一面に切り込んだドキュメンタリーにしている。

 また、今年9月に一般公開された、警視庁によって撮影されたビートルズの日本公演に関係する警備状況の「幻の映像」も一部使われる見込みで、彼らの5日間にわたる日本滞在の知られざるストーリーが劇場で堪能できるだろう。

 タイトルの「ミスタームーンライト」とは、ビートルズが64年のアルバム『フォー・セール』でカバーした楽曲のタイトル。その曲名を聞いてにやりとする人は筋金入りのファンだ。というのもビートルズの来日特番で、早朝に空港からホテルに向かって首都高を走る彼らの車列を捉えた映像のバックに流れたのが「ミスタームーンライト」だったのだ。

 また、公開に先駆けて、本作のクラウドファンディングが実施されることが決まった。クラウドファンディング参加者は、公開前にいち早く同映画が鑑賞できる試写会へ招待されるとともに、映画のエンドロールに名前が掲載される特典が予定されている。

 応募期間は11月24日(木)まで。金額は11,000円(税込み)。販売サイトへは作品の公式サイト https://mr-moonlight.jp/から入っていける。このクラウドファンディング「『ミスタームーンライト』応援プロジェクト」はWOWOWが事業の一環として行っているもの。