パルマンティエ、といえばジャガイモ。18世紀のフランスで、それまでほとんど家畜のえさだったジャガイモをおいしく食べられる食材として広めた薬剤師で農学者、アントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエにちなみ、彼の名を冠するジャガイモ料理は多い。一番ポピュラーな「アッシ・パルマンティエ」は、牛ひき肉の上にマッシュポテトを重ねてオーブンで焼いたもの。このジャガイモを、旬のサツマイモに代えて作ったのがこれ。お芋のかすかな甘みとほくほくの黄色が、ふだんのなめらかなパルマンティエとはちょっと違って秋らしい一品になる。
夕食用に大きなグラタン皿で作って取り分けてもいいし、めいめいの小型の耐熱容器で作って、サラダなどを添えてランチにも。
【材料】(4人分)
・牛ひき肉、または合いびき肉 400g
・サツマイモ 400g
・玉ねぎ 半個
・ブイヨンキューブ 1個
・パセリ 適宜
・オリーブオイルなど、常備のオイル
・白ワイン カップ1/4(なければ水でも大丈夫)
・塩・こしょう
・あればクルミなど(飾り用)
【作り方】
1) 多少深めのフライパンにオリーブオイルを入れてみじん切りの玉ねぎを炒め、ひき肉を加えてさらに炒める。パセリとブイヨンキューブを加え、白ワイン(もしくは水)を加えて10分くらい煮る。
2) サツマイモは皮をむいて輪切りにし、マッシュできるくらいの柔らかさになるまでゆでる。お湯をきってサツマイモをつぶし、塩、こしょうを加える。
3) グラタン皿に①のひき肉を入れて平らにし、上に②のつぶしたサツマイモを広げる。クルミなどをのせて180度のオーブンで5分焼く。