豚カツ用のお肉があるけれど、洋食の気分、という時に。ピカタ、というイタリア料理は仔牛肉を薄くたたいてソテーし、レモンとケイパーにバターをベースにしたソースで食べるのが基本形だが、日本では入手しやすい豚肉でポークピカタにする人が多い。卵やパルメザンチーズの衣をつけて、トマトソースを添えれば“ミラノ風”に。
【材料】
3人分
· 豚肉(豚カツ用)3枚
· 卵 2個
· パルメザンチーズ 適宜
· 小麦粉 適宜
· トマト缶(もしくは生トマト2個)
· 玉ねぎ 1個
· にんにく ひとかけ
· バジル (飾り用)
· 塩・こしょう
· オリーブオイル
【作り方】
1. 豚肉は肉叩きなどで叩いて薄くし、塩・こしょうして小麦粉をつける。
2. 卵を溶いて、パルメザンチーズを好みの量加え、1にこの衣をつける。
3. 玉ねぎをみじん切りにして、つぶしたにんにくと共にオリーブオイルで炒める。
4. 3にトマト缶(もしくは皮をむいてダイスに切ったトマト)を加えて15分くらい煮込み、塩・こしょうで調味する。
5. フライパンに少し多めのオリーブオイルを熱し、2の豚肉を両面中火で焼く。(竹串を差して赤い汁が出なくなるまで焼く)
6. お皿に4のトマトソースを敷き、5の肉をのせ、バジルなどで飾る。
【余談】
今回お皿に散らした胡椒(こしょう)は、スリランカ産の塩漬け生胡椒。アパッペマヤジフというお店で売られているが、スパイスとしての味はもちろん、こしょうの香りが立っていてちょっとやみつきになる。調理中に使うというより、食卓に出す直前のトッピングに、オムレツやパスタ、ジャガイモのグラタンなど、シンプルな一皿がぐっと香り高くなって楽しい。