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廃棄危機のビールを再生 香り豊かな新しいクラフトジン2種が誕生

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 ベルギーを代表するホワイトビール、ヒューガルデンと、アメリカンクラフトビールのパイオニア、IPAを再生したクラフトジン、「REVIVE from Hoegaarden <Root>」(税込み3,300円)と「REVIVE from IPA <Disrupt>」(同・エシカル・スピリッツ・東京)が発売された。コロナ禍で廃棄の危機に陥った余剰ビール約6万リットルが 15,000本以上のクラフトジンとして蘇った。

クラフトジン REVIVE from IPA <Disrupt>
クラフトジン REVIVE from IPA <Disrupt>

 廃棄素材を使用したクラフトジンの生産や、再生型蒸留所を運営する蒸留ベンチャーの試み。ビールをジンのベーススピリッツにするために2回蒸留。香りやそれぞれのブランドを意識したボタニカルを使用し、クラフトジンとして製品化した。

クラフトジン REVIVE from Hoegaarden <Root>
クラフトジン REVIVE from Hoegaarden <Root>

 一方は、ヒューガルデンの持つ優しい香りと、コリアンダーシードとオレンジピールの香りを活かしながら伸ばすボタニカルを選び、はっさくの甘くて爽やかなかんきつ香に、コリアンダーシードの爽やかさが効いた味わい。もう一方は、クラフトIPAを蒸留したフルーティでパンチのある、ホップの青々しさもある原酒で、ボタニカルには抹茶を使用。レモンの爽やかさと抹茶の優しく甘い香りが効いた、個性的な味わいだ。