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災害備蓄品のクラフトビール 乾パンやアルファ米をアップサイクル

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 防災の日を前に災害備蓄品を点検。賞味、消費期限のあるものはいったん消費して新しいものと入れ替えだ。そういう時に似合うビールがある。災害備蓄品であるアルファ米と乾パンを使ったクラフトビール「White Thumb Rice」「Brown Thumb Kanpan」(Beer the First・横浜市)が8月31日、横浜高島屋の備蓄食品活用フェアで先行販売される。

 地震や台風、豪雨や大雪など災害に備え、近年ではロングライフフードや災害備蓄品を見かける機会が増えてきた。家庭だけでなく、自治体や企業も災害備蓄品を備蓄する一方で、一定の期間を超える度に更新が必要となるため、そのまま廃棄を余儀なくされるケースも少なくないという。

 そこで廃棄間近の災害備蓄品をクラフトビールにアップサイクルした。商品名には由来がある。親指が緑色になるくらいに植物をいじっているところから「植物を育てるセンスがある」という意味で使用される「Green thumb」。廃棄間近の食材をアップサイクルし緑を増やすことを目指し、使用する食材の色に ”thumb”をつけた。麦芽比率の都合上、品目は発泡酒だ。どちらも税込み715円。