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「不妊の原因は自分ではない」と思っている男性、大丈夫? 精子の状態を手軽に調べるこんな方法も

 日本の少子化問題が心配だ。結婚しない男女が年々増えているというニュースが報じられたばかりだが、結婚しても不妊に悩んでいる夫婦も意外に多いという。だが、デリケートな問題だけに医療機関で検査している人はそれほど多くないことがわかった。

sub3 リクルートライフスタイル(東京)は、今後、子どもが欲しいと思っている20代~40代の男女2,000人を対象に、「男性の不妊に関する意識調査」を実施。それによると、一定の期間を経過しても子どもができなかった場合の妊活意向は男性が83.1%、女性が80.2%と男女ともに高い。しかし、医療機関での検査に対しては、「すでに受けたことがある」は男性7.2%に対して女性13.0%と、意外に受けている人が少ない。「是非受けたい」は男性22.5%に対して女性31.4%と女性のほうが高く、医療機関での検査に対して男性は女性に比べ消極的であることがうかがえる。その理由として「子どもは欲しいが自然にまかせたいから」が男女ともにトップだったが、次いで多かったのは女性が「不妊治療をすることになるとお金がかかるから」、男性は「医療機関で検査を受けるのが恥ずかしいから/抵抗があるから」だった。

sub2 一定の期間が経過しても子どもができなかった場合、まず最初に「自分に不妊の原因があるのでは」と思う人は男性が44.7%、女性が65.7%と男性の方が少なかった。一方、「配偶者(パートナー)に不妊の原因があるのでは」と思う人は男性13.4%、女性7.1%と約2倍の差があり、男性の方が自分の生殖能力を疑っていないふしがある。

mainsub1 男性の生殖能力の目安としては精子の濃度や運動率などがあげられるが、医療機関でそれを調べてもらうのは抵抗があるということか。しかし、「自身またはパートナーの精子の状態を確認したい/確認してほしいと思いますか」という質問に対しては、男性の4人に3人(75.5%)が自分の精子の状態を「確認してみたい」(「是非してみたい」23.5%+「機会があればしてみたい」52.0%)と回答。また、女性も75.4%が夫(パートナー)に「確認してほしい」(「是非してほしい」24.1% + 「機会があればしてほしい」51.3%)と思っていることがわかった。ただ、「確認してほしい」と思っている女性でも、実際に「確認してほしいと伝えたことがある」女性は28.0%にとどまり、約7割は「確認してほしい」という自分の気持ちを伝えていないようだ。

 夫婦ともに気にしている精子の状態だが、医療機関に行かずに調べる方法などあるのだろうか? それがあるのだ。リクルートライフスタイルが開発した『Seem(シーム)』は、自宅で手軽に精子の濃度と運動率をセルフチェックできるサービス。スマートフォン顕微鏡レンズ/精液採取用カップ/採取棒/測定チケット (いずれも測定1回分)がセットになった「Seemキット」(税別6,980円)を購入すれば、専用アプリで精子の動画を

 解析しセルフチェックが可能なのだ。「Seemキット」ビックカメラ28店舗のほか、アマゾンなどのネット通販でも購入可能。医療機関を受診する心理的ハードルが高ければ、こんなキットで自分の精子の状態を調べるのも“有り”かもしれない。

 最後に専門家のコメントを紹介しよう。独協医科大学越谷病院 泌尿器科主任教授 岡田弘先生はこう語っている。

 「不妊治療は男女で一緒に取り組んでいくことが大切です。現在は、男性不妊の専門医も増えてきているので安心して受診をしてほしいと思います。精子の状態をセルフチェックできる『Seem』が男性の意識や行動変化のきっかけになることを期待しています」。

sub7 本気で子どもがほしいのなら、まずはセルフチェックから始めてみては。