住みたい場所は、既婚・未婚や子どもあり・なしなどでいろいろと分かれるだろうが、どこでも選べるとしたら、あなたはどこに住みたい? リクルート住まいカンパニー(東京)は、関東に住む20~49歳の男女7,000人を対象にしたアンケート調査「SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版」の結果を発表した。総合ランキングで1位に輝いたのは、2年連続で「横浜」(JR東海道本線・1,211ポイント)。昨年の995ポイントからさらに200ポイント以上高くなり、人気の高さがうかがえる。2位も昨年と同様で「恵比寿」(JR山手線・871ポイント)。3位には、2017年に1位だった「吉祥寺」(JR中央線・774ポイント)が2年連続でランクインした。
トップ10のうち、山手線沿いが4駅(恵比寿・新宿・品川・目黒)入るなど相変わらず都心は人気があるが、「大宮」(JR京浜東北線・567ポイント)が9位→4位、「浦和」(同・465ポイント)が10位→8位、「さいたま新都心」(同・262ポイント)が29位→23位へとランクを上げ、83位→67位になった「武蔵浦和」(JR埼京線・134ポイント)とともに、さいたま市の中核駅が人気を上げつつある。また、「柏の葉キャンパス」(106ポイント)は圏外→90位、「守谷」(163ポイント)は68位→51位、「研究学園」(178ポイント)は56位→46位、「つくば」(233ポイント)は51位→35位、「流山おおたかの森」(196ポイント)は46位→41位と変化していて、つくばエクスプレスで開発が進む駅も人気が上昇している。
「穴場だと思う街(駅)」(交通利便性や生活利便性が高いのに、家賃や物件価格が割安なイメージがある)については、「北千住」(東京メトロ千代田線・127ポイント)が1位に。2位は「赤羽」(JR京浜東北線・96ポイント)で、3位は「和光市」(東京メトロ有楽町線・65ポイント)となった。「住みたい自治体」では、1位の「東京都港区」(2,134ポイント)を筆頭に、トップ10のうち9つを東京23区内が占めたが、9位の「神奈川県鎌倉市」(910ポイント)は昨年と比べて193ポイント上昇、19位の「千葉県浦安市」(565ポイント)は105ポイント伸びていて、依然人気とはいえ300ポイント以上得点を下げた「港区」(2,471→2,134ポイント)などと比較して、郊外の街が人気を上げている。