おでかけ

【3密回避の夏休み】(1) 箱根・仙石原の「星野リゾート 界 仙石原」へ行ってみた

客室露天
客室露天

 3密を避けつつ、静かに家族だけで夏休みを楽しむのはなかなか難しい。SAに立ち寄らずに済む近場の宿に車で直行し、食事や温泉、できればプールも家族だけで楽しめれば…。首都圏近県でそんな願いをかなえてくれる宿を探してみた。まずは箱根の仙石原へ。

 昨年の台風19号で大きな被害を受けた箱根登山鉄道は、この7月にようやく全面運転再開。強羅方面もだいぶ活気が戻ってきているが、追い打ちをかけるようにやってきたこのコロナ禍で、受け入れる宿側も訪ねる客側も慎重には慎重を期し、どこでもやや緊張気味。東京のナンバーをつけた車で東名~小田原方面に向かうと、いつもは多く見かける“遠方ナンバー”はやはり少なめ。神奈川県内のナンバーのほかは、東京、静岡あたりがほとんどだ。 訪ねたのは、「星野リゾート 界 仙石原」

アトリエライブラリー
アトリエライブラリー

 箱根湯本、宮ノ下と過ぎて山道を登っていると、削られた山肌に台風の爪痕がまだ残るところも見える。道沿いに宿名の看板はなく、ほぼナビ頼り。宿の前まで着くとようやく小さな「界」の文字が見えた。宿は斜面に建っていて、静かで長いエスカレーターで涼みつつロビーへ。いくつもある「界」の中で、仙石原はアートがテーマ。ロビー周辺には、画材や絵筆で飾られたライブラリーがあり、コーヒーや紅茶など飲みながらゆっくりできる落ち着いたスペースがある。

 今回泊まったのは、家族3人で泊まれる本館のアトリエの間。テラスの露天風呂も寝室も、ゆったりした大きさで、ふだんは「エキストラベッド」対応が多い3人旅ものんびりだ。食事も夕、朝とも適量の洗練された和食。大涌谷の煙をイメージしたサーモンの瞬間燻製や、かまぼこの取り合わせ、ご当地ジュースなど、地元の味も堪能できる。

寝室も3人でゆったり
寝室も3人でゆったり
大涌谷をイメージした瞬間燻製で始まる夕食
大涌谷をイメージした瞬間燻製で始まる夕食
海老の磯辺揚げやまぐろとアボカドの酢ゼリーなど
海老の磯辺揚げやまぐろとアボカドの酢ゼリーなど

「最高水準のコロナ対策宣言」をうたう宿、チェックイン時の検温や手の消毒はもちろん、他の泊まり客との接触を避けるため、さまざまな工夫がなされている。好みのシロップで自作する「アートかき氷」など、ふだんは食事処やロビーでのアクティビティも部屋でできるし、大浴場に行ってみたい、という時も、混雑状況がスマホで確認できるサービスもある。

果実の味がしっかり楽しめるシロップでアートかき氷
果実の味がしっかり楽しめるシロップでアートかき氷

チェックアウトは正午だから、朝食後ものんびり部屋の露天風呂を楽しめる。帰途、外食を避けるなら、塔之澤の「鯛ごはん懐石 瓔珞」で持ち帰りの「鯛ごはん弁当」がお薦め。鯛ご飯とかまぼこ、玉子焼きというシンプルなお弁当ランチで、箱根の余韻が楽しめる。

瓔珞の鯛ごはん弁当
瓔珞の鯛ごはん弁当