GoTo一時停止で迎える年末。帰省も遠出の旅も控え、出ても近所かせいぜい隣県まで。感染対策を徹底しつつ、GoTo停止後も、以前の予約客には割引価格のまま対応している星野リゾート(長野県北佐久郡)の「界箱根」を訪ねてみた。
東京方面から車で行くと、箱根湯本の手前を左に折れ、山道をちょっとのぼる。気をつけていないと見過ごしてしまいそうな小さい「界」の案内板が右側に。ロビーは、ライブラリーやショップ、飲み物を自由に飲めるカウンターなどもあって思ったより広く、チェックイン前の時間には、到着客の姿があちこちに。
宿泊棟はロビーとは別棟。泊ったのは、他の客とあまり接触せずにすむ露天風呂がついた4階の角部屋で、テラスの露天からは、山の木々と須雲川がのぞめる。半露天の大浴場も、スマホで混み具合が分かるから、すいている時間を選んで楽しめる。
食事は部屋食ではないが、もちろん仕切りがあり他の宿泊客とは十分なディスタンス。箱根の伝統工芸品、寄せ木細工が使われた食器もあって、地元らしさを感じることができる。
星野リゾートでは、あえて近距離圏内で地域の良さを知る「マイクロツーリズム」を打ち出しているが、界箱根と仙石原では今、地元の美酒を再発見する「マイクロ酒(シュ)ーリズム」をスタート、オンライン酒蔵見学や飲み比べを実施している。