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【長崎のお土産】かつては殿様だけしか食べられなかった「カスドース」とは?

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(C)平戸蔦屋

早くから外国との交流が盛んに行われ、貿易港として繁栄した長崎県平戸。現在でも異国情緒あふれるこの街に、約400年にわたって愛され続ける伝統の銘菓があります。

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(C)平戸蔦屋

それは「カスドース」。ポルトガルとの交流によって伝わった南蛮菓子の一つとされていて、長崎名物のカステラよりも「カスドース」のレシピの方が日本に早く伝わったという説もあるのだそう。

文亀2年(1502年)の創業の、平戸藩松浦家の御用菓子を務めてきた長崎最古の菓子店「平戸蔦屋」では、現在でも昔ながらの製法によって「カスドース」が作られています。

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(C)平戸蔦屋

カステラの生地から作られるカスドース。カステラの茶色く焼けた部分を落とし、マッチ箱ほどの大きさに切ってからひと晩乾燥。その後、溶いた卵黄にたっぷりくぐらせます。

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(C)平戸蔦屋

卵黄にくぐらせた後は、沸騰した糖蜜の中で揚げるように浸けられます。こうすることで卵黄に程よく火を通し、日持ちがよくなるのだそう。最後に砂糖をまぶして完成。平戸蔦屋では製法も味わいも約400年前から変わっていないようです。

当時は贅沢品であった卵や砂糖をたっぷり使ったカスドースは、かつては殿様だけしか食べられない貴重なお菓子であったのだそう。

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平戸蔦屋のカスドースは、お取り寄せも可能。賞味期限が製造から14日と早めなので、作りたてを発送してもらえます。

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個装されたカスドース。

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大き目のマッチ箱のようなサイズのカスドース。鮮やかな黄金色でたっぷりと砂糖がまぶされています。

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カットしてみました。表面はさっくりし、中はしっとりふわふわでまるでフレンチトーストのような食感。見た目ほど甘すぎず、卵の風味が引き立ったまろやかな甘味が楽しめました。

平戸で時代を超えて愛され続ける「カスドース」。かつては庶民が決して口にすることができなかった伝統のお菓子を味わって、歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

[平戸蔦屋]
[Photos by Nao]

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