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富士山の頂上は何県?国有地なの?【あなたの知らない富士山トリビア】

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写真提供:静岡県観光協会 

7月1日は、日本の象徴かつ世界遺産である富士山の山開きです。富士山に関する記事はTABIZINEでも人気が高く、日本人に最も愛されている名峰であることが伺えます。富士登山はもはや日本人のみならず、海外旅行客にも人気。誰もが「一度は登ってみたい」と思う憧れの山なのです。

そこで、「祝!富士山開山」として、富士山のトリビアを全8回の特集でお届けします。「へえ〜、知らなかった」「なるほど、そういえば」と思う情報が満載ですので、ぜひお見逃しなく。

第2回目は、「富士山の頂上は一体何県?誰のもの?」。日本のシンボルである富士山は、国有地のイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。

富士山の頂上は誰のもの?
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写真提供:静岡県観光協会 

標高3776メートル(正確には、3775.63m)の日本一高い山、富士山。登山者は最高峰の頂上を目指して、富士登山をします。富士山は山梨県と静岡県の両県にまたがって聳える山ですが、頂上はどちらの県に属するのでしょうか。そして富士山の山頂は国有地なのでしょうか。あるいは私有地なのでしょうか。

富士山山頂は、「富士山本宮浅間大社」の私有地
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富士山と富士山本宮浅間大社
写真提供:静岡県観光協会 

富士山の山頂は国有地ではなく、私有地。「富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)」が所有。富士山の8合目以上は、境内(神社の敷地)なのです。

古来噴火を繰り返す富士山は「神が宿る山」として畏れられ、遙拝の対象として敬われました。激しく吹き上げる火焔は怒る神の姿であり、荒れた富士山を鎮めるために山麓に浅間大神を祀ったのが、富士山本宮浅間大社のはじまりと言われています。

大噴火により、湖の魚が死滅、人々の住まいも潰され大きな被害が出ていました。畏怖の念を抱いて遠くから「山の神様、どうか怒りをお鎮めください」と祈っていたのが、富士山信仰の起源。縄文時代の遺跡の中には、富士山が見える方向に祀っていた祭壇が発見されています。

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富士山のふもとにある富士山本宮浅間大社
写真提供:静岡県観光協会 

富士山のふもとにある富士山本宮浅間大社は、富士山の八合目以上を境内地として所有する全国1,300余の浅間神社の総本宮。国の重要文化財指定である本殿は慶長11年(1606年)に完成、徳川家康の寄進によるもの。

富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)

住所:〒418-0067 静岡県 富士宮市 宮町1番1号
公式サイト:http://www.fuji-hongu.or.jp/sengen/index.html

もともとは徳川家康が、富士山を所有していた
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徳川家康銅像
(C) 公益財団法人 するが企画観光局 

そもそも富士山は、徳川家康が江戸時代に所有していました。1606年に家康から富士山本宮浅間大社に寄進されたと伝えられています。信仰の対象である富士山頂の所有は、神社がふさわしいと思ったのかもしれませんね。

富士山の頂上は、山梨県でも静岡県でもない
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上空からの富士山
写真提供:静岡県観光協会 

富士山の7合目から下の部分については県境がありますが、山頂については地図上でも県境は消えています。富士山本宮浅間大社の敷地(境内)であり、山梨県でも静岡県でもありません。富士山頂上には浅間大社の奥宮が鎮座しています。

ただし、山頂の山小屋の郵便番号は、静岡県側の〒418-0011とされています。

富士山頂には神様がいらっしゃる

「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」と世界遺産に登録された通り、富士山は神が宿る山。頂上は神社の境内で、都道府県に属さない特別な神域。誰のものでもなく、神様がいらっしゃる場所なのです。

参考資料
[富士山信仰の起源 世界遺産 富士山とことんガイド ホームページ]
[なぜ富士山頂に境界がないのか 富士山NET]
[富士山のふしぎ100|偕成社]
[富士山のすごいひみつ100|主婦と生活社]

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