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天皇家のお墓って見たことある?意外な形をしていました!

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有名人のお墓に関する記事は結構ありますが、天皇家のお墓がどこにあるかご存じですか?
メディアでもほとんど報じられていませんね。東京・八王子にある「武蔵陵墓地」またの名を「多摩御陵」というのが、皇室の方々のお墓です。

墓地の名前が「古事記」の登場人物のよう
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「武蔵陵墓地」に眠っているのは大正・昭和の天皇・皇后両陛下です。「多摩陵(たまのみささぎ)」が大正天皇の、「武蔵野陵墓地(むさしののみささぎ)」が昭和天皇の墓地ですが、ちょっとした林を隔てて隣り合っていますので、同じ敷地内にあるといってもいいでしょう。今上天皇(現在の陛下)が御隠れになると、やはりこの「武蔵陵墓地」に埋葬されると予想されます。

科学万能の世の中で古墳をつくる一族
皇室の方々のお墓ですが、「火葬出来ない」など一般人と異なるいくつかのルールがあります【註】。その最大の特徴は、なんといっても御陵が古墳だということでしょう。

「上円下方」と呼ばれる陵形だそうですが、四角い台の上にドーム型の円墳が載っています。大きさですが1990年1月6日づけの朝日新聞によると、高さ10.5メートル。面積は27メートル四方とのこと。大きさといい、形といい、見るからに古墳そのものです。

現代社会で、いまだに大和朝廷の時代そのままのお墓が造成されていたなんて。日本、というより皇室は、やはり特別な存在なのかも知れません。

【註】天皇家の葬儀は江戸期以降350年間土葬でしたが、今上天皇の意向により2013年11月からは火葬に変更されました。

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大正皇后の陵墓
(C)Niek Ceylan/JapanTravel

お手本は京都の「伏見桃山陵」
この御陵ですが、最寄り駅は JRの高尾駅です。正門から入ると、明治神宮か伊勢神宮のように緑豊かな参道がつづいています。足元は小粒の玉砂利です。

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「武蔵陵墓地」の参道
(C)hn11 /4travel

この場所に決められたのは地盤が硬く、万葉集に詠まれた「多麻の横山」の故地であることから、と言われます。しかし研究者によると、周辺の地名や地形に関して京都にある明治天皇の御陵「伏見桃山陵(ふしみももやまのみささぎ)」との間に類似点がみられるとのこと。関東につくられた最初の天皇陵ということで、かなり綿密に計画されたことが伺えます。

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「武蔵陵墓地」の全体図
(C)hn11 /4travel

御陵の建設に関するトリビア
これは東京芸大のある教授から聞いた話ですが、裏付けはありません。都市伝説だと思って読んでください。

イラクの故フセイン大統領の地下の隠れ家をつくったのは日本の「スーパーゼネコン」のうちの1社だそうですが、その工法は「武蔵陵墓地」の造成方法を転用したものなのだそうです。フセイン大統領と天皇家の意外な接点に驚くばかりです。

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京都にある明治天皇「伏見桃山陵」の急階段。240段もあるとのこと。

ちなみに天皇家といえば神道というイメージがありますが、明治維新以前は宮中に仏壇があり、法事は仏式でした。というのも明治以前は神仏習合が日本の宗教形態だったからです。菩提寺は京都の泉涌寺でした。なんだか天皇陛下に対する印象が変わりそうですね。

[Photo by Dambala Tell-Kaz]

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