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まるでファンタジーの世界、冒険心をくすぐるヨーロッパの城塞都市6選

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ロドス(ギリシャ)
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ギリシャが抱える数々の島のなかでも、歴史好きにたまらないのがドデカネス諸島に属するロドス島です。

その中心都市が、島名と同じロドス・タウン。重厚な城壁に囲まれた旧市街は、その名も「ロドスの中世都市」として世界遺産に登録されています。

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騎士団の島として知られるロドス島。14世紀のはじめに聖ヨハネ騎士団に占領され、それから2世紀にわたって、ロドス島は騎士団の本拠地であり続けました。

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ロドスの中世都市に残る中世の建造物の多くは、ヨハネ騎士団によって築かれたもの。騎士団長の館や騎士団の通りをはじめ、中世の面影を色濃く残す残す重厚な風景が目白押しで、歴史好きならゾクゾクしてしまうはず。

旧市街を囲む城壁を一歩出ると、青いエーゲ海が広がる開放的なロケーションもたまりません。
ヴァレッタ(マルタ)
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オスマン帝国の攻撃によって、ロドス島を追われた騎士団が16世紀から拠点を置いたのがマルタ島。地中海の島国マルタの首都・ヴァレッタは、騎士団により計画都市として整備されました。

防衛上の必要性から、堅固な城壁に守られたヴァレッタの町は、まさに海に浮かぶ要塞。
長崎に「軍艦島」として有名な端島がありますが、海上から見るヴァレッタは軍艦島をはるかにしのぐスケールです。

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ヴァレッタきっての見どころが、聖ヨハネ騎士団が建設した聖ヨハネ大聖堂。簡素な外見からは想像もつかない豪華な内装からは、当時の騎士団の隆盛ぶりがしのばれます。

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ハチミツ色のマルタストーンと、張り出しバルコニーが独特のヴァレッタの町並み。ヨーロッパの旧市街を語るとき、よく「タイムスリップしたかのような」という表現が使われますが、ヴァレッタの風景を見ていると、単に時をさかのぼったというよりも、別世界にやってきたかのような気分にさせられます。
ネルトリンゲン(ドイツ)
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(C)Haruna Akamatsu

ドイツのロマンティック街道沿いに位置する中世の町、ネルトリンゲン。城壁に囲まれた中世の町はドイツに数あれど、ネルトリンゲンの城壁は特別。

ネルトリンゲンの旧市街を囲む全長約2.7キロの城壁は、歩いて町の周りを一周できる城壁としてはドイツで唯一のものなのです。

そんなネルトリンゲンは、「進撃の巨人の舞台」ではないかと噂になり、近年は日本でもその知名度が高まりつつあります。

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ネルトリンゲンはもともと、1500万年前に隕石が落下してできたリース盆地に築かれた町。中世の雰囲気を残す町並みはもちろんのこと、その成り立ちもファンタジーのようなネルトリンゲンは、物語の舞台にぴったりです。

ネルトリンゲンのシンボルが、町の中心に建つ聖ゲオルク教会。高さ89.9メートルを誇る教会の塔は、「ダニエル」の愛称で親しまれています。

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(C)Haruna Akamatsu

ここで人気を集めているのが、塔に勤務する猫職員「ヴェンデルシュタイン」。彼女は正式なネルトリンゲン市の職員で、任務は塔にやってくる鳥を追い払うこと。給料はキャットフードの現物支給です。

運が良ければ、キュートな猫職員による案内が受けられるかもしれません。
カルカッソンヌ(フランス)
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「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」とまでいわれる、フランス有数の観光地、カルカッソンヌ。

フランス南西部に位置するカルカッソンヌは、周囲をニ重の城壁に囲まれた城塞都市。そのまま「歴史的城塞都市カルカッソンヌ」として、世界遺産に登録されています。

地中海と大西洋を結ぶ軍事の要衝にあるカルカッソンヌには、紀元前3世紀に砦が築かれ、その後ローマ人によって城塞都市が建設されました。

現在見られる町並みの原型は、13世紀にフランス王9世が造ったもの。一時は荒廃した時期もありましたが、19世紀に復元され、中世の城塞都市の輝かしい姿を取り戻しました。

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全長3キロに及ぶ城壁には52もの塔があり、壁に沿って歩けばRPGの世界に迷い込んだかのような気分に。ヨーロッパ最大級の城塞都市の迫力は圧倒的です。

「シテ」と呼ばれる城塞都市内の最大の見どころが、11世紀から13世紀にかけて建造されたコンタル城。内部は博物館になっているほか、城壁からはカルカッソンヌの絶景が堪能できます。

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ロマネスク様式とゴシック様式が融合したサン・ナゼール・バジリカ聖堂も見逃せません。
12~14世紀に制作されたステンドグラスは、南フランスでも屈指の美しさと称えられています。
トロギール(クロアチア)
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東ヨーロッパのバルカン半島に位置する、クロアチア。アドリア海にオレンジ色の屋根が映えるドゥブロヴニクですっかり有名になりましたが、クロアチアにはほかにも美しい要塞都市があります。

そのひとつが、スプリット近郊にある世界遺産の古都トロギール。中世の時代、敵の進入を防ぐために水路で本土と隔てられたため、そのたたずまいは要塞島さながら。

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本土とは切り離されていたからこそ戦災や近代化を逃れ、中世からルネッサンス期にかけての歴史的建造物が見事に保存されています。

旧市街への門をぐぐった瞬間、一気に数百年をさかのぼったような感覚にとらわれ、「現代にこんな町があったなんて!」と思うほど。

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トロギールを代表する建造物が、クロアチアでも有数の大聖堂として知られる聖ロブロ大聖堂。なかでも、正面入り口の門に施されたアダムとイヴの彫刻は、ロマネスク美術の傑作として知られています。

大聖堂付属の鐘楼にのぼるのも忘れずに。塔の上からは、アドリア海と中世の町並みが織り成す絵のような眺望が楽しめます。
サンマリノ
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アニメ「ルパン三世」の舞台として話題になった、サンマリノ。

周囲をイタリア領に囲まれ、地図上ではイタリアの一都市のように見えますが、れっきとした独立国家。国土面積は十和田湖とほぼ同じで、世界で5番目に小さい「ミニ国家」です。

現存する世界最古の共和国としても知られ、1631年にローマ教皇が独立を承認し、共和国となりました。

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首都サンマリノは、標高739メートルのティターノ山に築かれた城塞都市で、歴史地区がまるごと世界遺産。断崖絶壁の上に建つダイナミックな景観から、「山頂の独立国」の異名をとっています。

なかでも、第2の砦チェスタから眺めるサンマリノのパノラマは文句なしの絶景。

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3つの堅固な砦に守られた難攻不落の城塞内には、今も中世の空気を今に伝える風景の数々が。石畳の通りの両側には、情緒ある石造りの家々が並びます。

ルパンファンなら、アニメで登場したスポットを訪ね歩いてみるのもいいでしょう。なお、サンマリノ入国時には原則入国審査はありませんが、インフォメーションセンターで入国スタンプ(有料)を押してもらうことができます。ミニ国家訪問の記念にいかが。

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一瞬にしてファンタジーの世界に誘ってくれる、個性豊かなヨーロッパの城塞都市。あなたの旅にはどんなストーリーが待っているでしょうか。

[Photos by shutterstock.com]

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