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通りを全制覇したい、街歩きマニアが選ぶヨーロッパの美しい旧市街6選

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石畳の小路に入り込んだり、通りすがりの教会やカフェに足を踏み入れてみたり・・・「旧市街」や「歴史地区」と名のつく場所に目がなく、街歩きが大好き。

これまでに60ヵ国、ヨーロッパだけで35ヵ国を訪れた「街歩きマニア」の筆者が、通りを全制覇したくなるようなとっておきのヨーロッパの街々へとご案内します。

ヴァレッタ(マルタ)

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地中海に浮かぶ島国、マルタの首都ヴァレッタ。マルタ島を本拠地とした聖ヨハネ騎士団が築いた街で、海上や対岸から眺める風景は、さながら海に浮かぶ要塞島。その姿を目にすれば、「21世紀にこんな街並みが残っているなんて!」と感激せずにはいられません。

世界でも稀な景観をとどめるヴァレッタ市街は、1980年に世界遺産に登録されました。

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堅固な堡塁と城壁に囲まれた東西1キロ、南北800メートルほどの小さな街には、マルタストーンで造られた300もの建物が並び、いまも騎士団が活躍した当時の雰囲気を色濃く残しています。

細い路地が碁盤目状に整備され、起伏の多いヴァレッタは、どこを切り取っても絵になる街。なかでも目を引くのが、黄色や赤や緑といった色とりどりの出窓たち。ハチミツ色の外壁とあいまって、どこか別世界へとワープしてきたような気にさせてくれます。

プラハ(チェコ)

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ヨーロッパの美しい都市を語るとき、必ず名前が挙がる街が、チェコの首都プラハ。中世の時代に神聖ローマ帝国の都として隆盛を極めたこの街は、「ヨーロッパの魔法の街」「黄金のプラハ」「百塔の街」など、数々の賛辞をほしいままにしてきました。

ヨーロッパに「歴史地区」「旧市街」と名のつく街は数あれど、プラハほど歴史的な街並みが大規模に残っている都市はそうそうありません。

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プラハでは、旧市街はもちろんのこと、新市街とプラハ城の足元に広がるマラー・ストラナ地区がまるごと世界遺産に登録されています。「新市街」といっても、その歴史は14世紀にさかのぼるため、日本人から見れば街全体が旧市街のようなものです。

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世界最大かつ世界最古の城であるプラハ城を筆頭に、プラハに残されている歴史的建造物は1500以上。ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、アールヌーヴォーといった、各時代を代表する壮麗な建造物がぎっしりとつまったプラハの街には、女王のような貫録が漂っています。

優雅さと重厚感、しっとりとした情緒をあわせもつプラハの街は、まさに大人の休日にぴったりの場所。石畳の道を歩きながら、どこからともなく流れてくるスメタナの「モルダウ」に耳をすませば、きっとあなたも魔法にかけられてしまうはずです。

クヴェトリンブルク(ドイツ)

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ローテンブルクやミュンヘンなど、日本でも有名な観光都市を多数抱えるドイツ。そんなドイツで知る人ぞ知る美しい街が、1000年の歴史をもつ古都クヴェトリンブルクです。

クヴェトリンブルクは、いまだ魔女伝説が残る神秘的なハルツ地方に位置する街。街を見下ろす城山はドイツの初代王ハインリヒ1世の居城をかかえ、「ドイツ発祥の地」とも呼ばれています。

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ヨーロッパでも有数の木組みの街として知られ、あらゆる時代に造られた1300もの木組みの建物がひしめきあう旧市街は、まるごと世界遺産。

第二次世界大戦の戦火を免れ、中世の面影をそのままに残す街並みは、「タイムスリップ」という言葉がこれ以上ないほどよく似合います。

クヴェトリンブルクが旧東ドイツに属し、観光化に遅れをとったことは、この街を訪れる旅行者にとっては幸運だったかもしれません。世界トップクラスの先進国とは思えない、情緒あふれる素朴な田舎街の風景が残っているのですから。

グダンスク(ポーランド)

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ポーランド北部、バルト海に面した港町グダンスク。世界遺産の古都クラクフと並び、「ポーランドで最も美しい」といわれる都市のひとつです。

ドイツ名を「ダンツィヒ」といい、自由都市、ポーランド領、プロイセン領などその帰属をたびたび変えてきた波乱万丈の歴史をもつグダンスクは、14世紀にハンザ同盟に加盟。16世紀にポーランド王国の直接の庇護を得て、黄金時代を迎えます。

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ゴシックやバロック、ルネッサンスなど、さまざまな様式の歴史的建造物が並ぶ旧市街は、絵のような美しさ。パステルカラーのカラフルな建物と、レンガ造りの重厚な建造物が見事に調和し、「これぞハンザ都市」とでもいうべき貫録に満ちあふれています。

グダンスク周辺は、琥珀の一大生産地として有名。「琥珀ストリート」と呼ばれるマリアツカ通りで、そぞろ歩きをしながら琥珀ショッピングを楽しむのはいかがでしょうか。

コルマール(フランス)

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ドイツとの国境に近いフランスのアルザス地方。ここに、ジブリ映画「ハウルの動く城」のモデルになったといわれる街があります。それが、カラフルな木組みの家々が並ぶコルマール。

ほとんど戦争の被害を受けていないため、旧市街には、中世からルネッサンス期にかけての風景がそのまま残されています。

16世紀に建てられたルネッサンス様式の「プフィスタの家」は、「ハウルの動く城」の冒頭シーンに登場した建物にそっくりと話題になりました。

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歴史上、フランスとドイツのあいだを揺れ動いてきただけに、街並みはドイツ風。その一方で、家々に施された飾りつけは、洗練されたフランスのエスプリを感じさせます。運河に沿って目にも鮮やかな木組みの家々が連なる風景は、なんともフォトジェニック。

晩春から夏にかけての花の時期、コルマールの街は色とりどりの花々でひときわ鮮やかに彩られます。盛大なクリスマスマーケットでも知られ、アドヴェントの時期には、メルヘンチックなクリスマス飾りでいっぱいに。

季節ごとに美しい表情を見せてくれるコルマールは、何度も訪れたくなる夢の国のような街なのです。

リガ(ラトビア)

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「バルト三国」と総称されるエストニア、ラトビア、リトアニアのうち、中央に位置するのがラトビア。その首都が、「バルトのパリ」とも称された港町リガです。

ドイツ人によって13世紀初頭に建設されたリガは、13世紀末にはハンザ同盟に加盟。ポーランド・リトアニア連合国、スウェーデン、帝政ロシア、ソ連など、その帰属を転々としてきました。

そんなリガの街は建築天国。旧市街には、中世の大聖堂から19世紀当時のモダン建築まで、多種多様な建築物が旅行者の目を楽しませてくれます。

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リガの見どころは、旧市街だけにはとどまりません。リガの街は旧市街と新市街があわせて「リガ歴史地区」として世界遺産に登録されており、新市街には世界屈指のユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)建築群があるのです。

なかでも、新市街のアルベルタ通り周辺は、奇抜なユーゲントシュティール建築の宝庫。叫んでいるような人面や悪魔など、一度見ると忘れられない装飾が施された建物を見ていると、どこか異次元の世界に引き込まれてしまいそうです。

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歴史ある街並みが美しく保存されているヨーロッパは、旧市街や歴史地区の宝庫。

あなたはどの街を歩き尽くしてみたいですか?

[All Photos by shutterstock.com]

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