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じつは地味に楽しいんです!カナダの首都・オタワの旅【現地ルポ】

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(c)Ottawa-Tourism

多文化主義を政策に掲げ、200以上の国と地域から来た人々が暮らすカナダ。その首都が、オンタリオ州東部に位置するオタワです。カナダで観光というと、トロントやケベックのほうが先に頭に浮かぶかもしれませんが、首都・オタワも見どころ、遊びどころいっぱい。とくに、ケベック州からオンタリオ州にかけての全長約800kmの観光ルートは紅葉の名所。メープル街道と呼ばれ、国内外から人々が訪れます。

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ちなみに、日本からオタワへの直行便は飛んでいません(首都なのに)。そんなわけで、今回、筆者はデルタ航空でアメリカ中西部を経由してオタワへ。デルタ航空は拠点とするアメリカに複数のハブ空港があるのですが、オタワへはタイムスケジュール的に、成田と名古屋からデトロイト経由が便利です。

毎年300万もの観光客が訪れる観光スポットって?
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オタワもメープル街道の道中にあります。英語とフランス語が飛びかう街は、どことなくヨーロッパの香りも漂っています。かつてカナダはイギリスの統治下にあり、1857年、イギリスのビクトリア女王が、オタワを首都に選定しました。そのオタワの街のシンボルが、尖塔のあるネオゴシックスタイルの国会議事堂です。国会議事堂は、センター、イースト、ウエストの3棟に分かれていて、センター棟のピースタワー(時計台)はロンドンのビックベンを模したといわれています。

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市内中心部のパーラメント・ヒルと呼ばれる小高い丘の上に立つ、国会議事堂はなんともフォトジェニック! 国会議事堂と言ってもものものしい感じではなく、その前は芝生の広場になっていて気候のいい季節は憩う人々が。ワンコの散歩ルートにもなっているようです。イベントも盛りだくさん。衛兵交代式(夏期限定)、展望台、夏と冬に行われる、プロジェクションマッピングのショーなど、季節ごとにアトラクションも実施。一年を通して無料の「中央棟見学ツアー」が開催されています(要予約)。

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もともと国会議事堂は、イギリス統治時代に1859年から7年の歳月をかけて建てられましたが、1916年に火事で焼失。現在の建物は1922年に再建されたものです。オリジナルの建物はほとんど現存していませんが、図書室だけは防火扉が閉められたため、火事を免れており、議事堂の裏手には19世紀の建設当時のままの図書室の姿が残されていて、今なお50万を超える書物や書類などが収められています。

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すぐそばにはリドー運河が流れていて、国会議事堂の裏に回ると運河を見下ろすかたちになるのですが、これがなかなかの迫力! リドー運河というのは、オタワとキングストンを結ぶ、全長202キロメートルの北米最古の運河。2007年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。運河は現在も物資の輸送に使われており、夏場はクルーズを楽しめますが、マイナス10〜15℃にもなる冬場はさすがに運河も凍りつきます。そんなわけで、冬場はスケートリンクに変身。全長7・8キロメートルものコースは、世界一長い野外スケートリンクとしてギネスブックにも登録されています。

で、こちらの天然スケートリンク、レジャーとして楽しめるだけでなく、スケート靴で通勤をするビジネスマンもいるそうです。

興味がなくても(?)一度は見たい、NHL
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カナダ、とくにオタワに行ったからには、本場のナショナルホッケーリーグ(NHL)は、ぜひ観戦してみたいところです。

アイスホッケーはカナダの国技。なかでもNHLは、北米アイスホッケーの最高位に属するトップリーグで、全30チーム(アメリカ24チーム、カナダ6チーム)で構成されています。オタワを拠点とするオタワ・セネターズの本拠地「カナディアン・タイヤ・センター」へは、オタワ市内から車で20分ほど。

「氷上の格闘技」ともいわれるアイスホッケーは迫力満点。猛スピードで選手が行き交います。エキサイトした選手同士が乱闘をはじめることもしばしば。ルールが分からなくても楽しめるはずです。レギュラーシーズンは10月から翌年の4月まで。チケットはネットで購入できます。

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ところで、カナダの街を歩いていると、至るところで、「ティム・ホートンズ」というカフェ&ドーナッツショップを目にするはず。もはや、ワンブロックごとにあると言ってもいいくらい! こちらカナダ最大のカフェ&ドーナツチェーンで、調べてみたところ、国内の店舗数は4000軒以上。アメリカにも700軒以上の店舗を有していました(2018年10月現在)。

カナダ人は、「ティミーズ」(Timmies)とか、「ティムズ」 (Tim's)と親しみを込めて読んでいて、もはやカナダ人になくてはならない存在なのですが、じつは、こちら、もともとはNHLでも活躍した、アイスホッケー選手としてティム・ホートンさんが共同経営者とともに、1964年に開いたのだそうです! 「ティム・ホートンズ」については、それだけでも記事が作れそうなのでまた別の機会に。

女性の友達が喜びそうな、オタワのお土産って?
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カナダのお土産=メープルシロップ、というイメージが強い人も多いのではないでしょうか。オタワに限ったことではなく、カナダの街の市場やスーパーには、たくさんのメープルシロップが並んでいます。日本だとパンケーキにつけたり、ヨーグルトに入れたりといった印象のメープルシロップですが、煮込み料理の隠し味や、肉をやくときに表面に塗るなど、カナダの人は料理にも積極的に使うそうですよ。メープルシロップはさまざまな用途があり、そして美味しい! 何より日本で購入するよりだいぶリーズナブルなので、カナダに行ったからには自分の分も含めてぜひ購入したいところです。重いのは難点ですが。

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メープルシュガーやメープルバター、メープルコーヒーやメープルティー、メープルファッジやキャンディなど、メープルシロップを使った製品も充実しています。ちなみに筆者はトロント、オタワに足を運びましたが、オタワのほうが同じものでも1~2割、リーズナブルだった印象です。

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スーパーでも購入できますが、筆者は1840年に開設されたオタワ市民の台所「バイワード・マーケット(ByWard Market)」にて購入しました。

カナダの国獣を知っていますか?
「ビーバー」をモチーフにしたグッズやアイテムたちも、カナダでは至るところで目にします。5セントコインにもデザインされいて、国会議事堂のファサードにもビーバーが乗っているんです。とーっても上のほうにあるので言われても判別が難しいのですが……。なぜこれほどビーバー推しなのかと思ったら、ビーバーはカナダの国獣でもあるんです! カナダ建国以前、アメリカ大陸を開拓しにやってきたヨーロッパ人たちの間では、ビーバーの毛皮が非常に重宝され、先住民たちはビーバーを捕獲することで生計を立てていました。ビーバーはカナダの発展に大きく関わっているんです。

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さて、カナダはオーガニックコスメが充実していることでも知られています。なかでも、オーガニックコスメが充実している「ハーブ&スパイス・ショップ(Herb&Spice Shop)」はお土産の宝庫。ここで見つけたのが、パッケージにかわいいビーバーのイラストが描かれている「グリーン・ビーバー(Green Beaver)」のコスメグッズ。内容成分はよくわからないまま、リップクリームや日焼け止め、歯磨き粉をジャケ買いしちゃいました。こちら、お店のスタッフに聞いたところによると、カナダのオンタリオ州に本社があり、カナダではじめてオーガニックの日焼け止めを発売したという会社とのこと。パクチー好き垂涎の、シラントロ(パクチー)風味の歯磨き粉もありました。

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カナダの首都でありながら緑あふれる、水辺の都・オタワを旅してみませんか。さまざまな人種が集まるカナダの首都、グルメも充実しています!

取材協力
[カナダ観光局]
[オンタリオ州観光局]
[デルタ航空]

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