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【フランスなるほど雑学4】新型コロナウイルス感染拡大で「タッチ決済」が当たり前に!?

現地の人々には当たり前なことでも、日本人からするとあっと驚いてしまうような雑学が世界にはあります。気がつけば在仏歴12年にもなる筆者も、びっくりしてしまうようなフランス人の行動や習慣、文化などに日々遭遇しています。理由や文化背景を知れば「なるほど、そうだったのか」と思わず納得してしまうフランスの数々の雑学。今回はカードのタッチ決済編をお伝えします。
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フランスのカードの種類
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西洋はカード社会というのは、一般的に知られていることではないでしょうか。しかし、フランスはカード社会といっても、日本のようなクレジットカードではありません。「カルトブルー(青いカード)」と呼ばれ、銀行のキャッシュカードとデビットカードとクレジットカードが一緒になったようなものが使われています。
タッチレス決済の登場
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フランスでは、数年前より、カードのタッチ決済が登場しました。「Sans contact(サンコンタクト)」と呼ばれ、コードなしに、カードを機械にタッチするだけで、支払いが簡単にできてしまうんです。

ただ全てのカードでタッチ決済ができるわけではなくて、コンタクトレスマークの入っているカードのみになります。以前は、タッチ決済ができないカードもありましたが、現在発行されるカードは、ほぼ全てタッチ決済が可能となり、社会的にもかなり普及しました。

タッチ決済が現れたことで、1ユーロ(約120円)のカード払いも、可能となりました。パリではフランス人の主食を販売するパン屋でも、このタッチ決済が導入され、小銭を持たないフランス人が以前にもまして増えています。

タッチ決済は暗証番号を押す時間や、レジでお金を財布から取り出したり、おつりを待つ時間が省略されるので、レジの回転率も上がり、とにかく買い物の時間を短縮させることができます。タッチ決済の普及は忙しい現代の人のライフスタイルにもマッチした結果だといえるのではないでしょうか。現在は最後に銀行でお金をおろしたのはいつだったっけ・・・というフランス人も多いほど、現金を持ち歩かずとも、日々の買い物は可能となったのです。

タッチ決済は導入直後は20ユーロ(約2,400円)が限度でしたが、その後30ユーロ(約3,600円)となりました。そして、新型コロナウイルスの感染拡大で上限金額が変化することとなります。
コロナでタッチレス決済が主流に
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フランスで新型コロナウイルスが感染拡大した原因はいくつもありますが、そのひとつは大勢の人が触る暗証番号ボタンではないかと考えられています。カード決済でなるべく接触の機会を減らすために、1回目のロックダウン解除後にタッチ決済の上限金額が50ユーロ(約6,000円)まで上がりました。

フランスのラジオニュース番組「Europe1」によりますと、フランス銀行(Banque de France)は、コロナ感染拡大の影響により、フランス人のタッチレス決済の普及がかなり進んだと発表しました。2020年7月は、前年の同月に比べて、なんと60%もタッチ決済が増えたのだそうです。

以前は、お金を払っている感覚がないという理由で、タッチ決済を好まない人も少なからずいました。しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るっているフランスにおいて、タッチ決済は自分もほかの人も守る手段のひとつになっています。タッチ決済はフランスの新常識となりそうです。

参考サイト
“Plus hygiénique”, “plus rapide” : avec le Covid, les Français ont adopté le paiement sans contact, Europe1


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