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始球式に上原浩治さん登場 学童軟式野球、ライブ配信解説で松坂さんも

始球式を行う元メジャーリーガーの上原浩治さん(昨年、新潟にて)。
始球式を行う元メジャーリーガーの上原浩治さん(昨年、新潟にて)。

 小学生の軟式野球で全国の予選を勝ち抜いてきた代表など51チームで競う「高円宮賜杯 第42回 全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」が、8月8日(月)から14日(日)まで、神宮球場などで開かれる。昨年からこの大会のアンバサダーを務める巨人の元エースで米大リーグでも活躍した上原浩治さんが、8日の開会式(神宮)で始球式に登場。決勝までの全試合の動画は、全日本軟式野球連盟のHP(https://jsbb.or.jp/)からライブ配信される。13日の準決勝第2試合では上原さんが、14日の決勝では高校野球、プロ野球、米大リーグで大活躍した松坂大輔さんが解説する。

マック店舗で激励メッセージ

 この大会は〝小学生の甲子園〟とも呼ばれ、全国で約1万1千のチームが予選に参加。過去に多くのプロ野球選手も出場しており、子どもたちにとっては憧れの大会だ。1986年からこの大会をサポートしている日本マクドナルドでは、大会の公式テーマソングであるベリーグッドマンの「ダイヤモンド」と、上原さんが子どもたちに届けたメッセージを「スペシャルインフォメーション」として、7月末から全国のマクドナルド店舗で流している。

 番組の中で上原さんは「昨年、子どもたちのプレーを見て感動した。選手たちは勝つことの喜び、負けることの悔しさ、仲間を大切にする気持ち、何より親への感謝の気持ちを感じてほしい」と語りかけた。さらに「子どもたちのプレーを見たことがある人は少ないだろうが、侮ってはいけない」と予想以上にプレーのレベルが高いと感想を話している。

野球は楽しくやろう

 上原さんが本格的に野球に取り組んだのは高校生になってから。それでも「補欠レベル」だったそうで、その名前が広く知られるようになったのは大学生(大阪体育大学)の時だ。だから、小学生のころは「みんなで楽しくやっていた」のが一番の思い出。高校生、大学生になるにつれ「自分でやることの厳しさを感じた」という。これは、体調を管理したり、苦手を克服するために自分で工夫したり、状況を理解するために野球を勉強したりと、やることが多くなり、野球がより難しくなることを意味している。

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 そんな上原さんから、全国の小学生球児へのアドバイスを聞いた。それは「野球は楽しくやってほしい。上手になりたかったら一生懸命練習して」の2点。簡単だが、とても大切なことだ。上原さんの息子さんも野球をやっているが、普段から細かく指導することはなく「行き詰まったら、聞いてくれればいい」という。

 野球をしていて困った時は、親やコーチや友だちに素直に相談すれば答えが見つかるはず。それが楽しくやることにつながる。