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見上愛「再びこの地に立つことができてうれしい」上坂樹里「寂しくなるくらい充実した日々」『連続テレビ小説「風、薫る」ファン感謝祭in栃木』

 9月19日、『連続テレビ小説「風、薫る」ファン感謝祭in栃木』が主人公のひとり、一ノ瀬りんのモチーフとなった大関和の故郷である栃木県で開催され、一ノ瀬りん役の見上愛と小川直美役の上坂樹里が、詰めかけたファン約1200人と共に半年間の放送を振り返った。

(C)NHK

 イベントでは「栃木と「風、薫る」” クロストーク」「もう一度見たい!『風、薫る』名場面ベスト10」、「来場者からの生質問コーナー」、「共演者コメントVTR紹介」などが行われた。開始直後には、ステージに上がる途中で来場者の声援を受けた見上が思わず涙ぐむ一幕も。これを受けて見上は「せっかくきれいにメイクしてもらったのに…(涙)。ちょうど1年前に栃木で「風、薫る」はクランクインしたので、その時の思い出がよみがえります。再びこの地に立つことができてとてもうれしいです」と、胸中を吐露した。

 「共演者コメントVTR紹介」のコーナーでは、 佐野晶哉(“シマケン”こと島田健次郎役)、生田絵梨花(玉田多江役)、藤原季節(寛太役)、坂東彌十郎(清水卯三郎)という豪華共演陣からのVTRコメントが紹介された。

 シマケンが抱くりんへの恋心について「(自分の気持ちを)『はよ言えよ』と思いながら毎回台本を読んでいました」と振り返った佐野は、「でも、それはそれですごく可愛げがあってシマケンのそういう部分が愛おしいなと」と愛のあるコメント。第90回でシマケンがりんと環の母娘と共に新潟の海を訪れた場面については「今、思い返してもグッときます。どれだけ時間が経ってもりんさんの顔を見たら、最初にふたりの思い出として頭の中に流れてきます」と述懐。さらに、「お付き合いをしたわけではないですが、それ以上の何かが交わったような(気持ちになりました)。シマケンとしても私自身としても特別なシーンです」と、このシーンに対する思いを打ち明けた。

 りんと直美の看護婦養成所の同期だった多江役の生田は、「看護婦養成所のシーンは1カ月くらい朝から晩までほぼ毎日一緒にいました」と舞台裏を明かすと、「布団を敷いて寝るシーンがあったり、ごはんを食べるシーンがあったりと“合宿”をしているような感覚になっていきました」と懐かしそうに振り返った。さらに、「みんなで青春を駆け抜けた感覚が実際にあって、『全話、看護婦養成所のシーンを撮っていたい !』、『このメンバーでずっといたい!』といった気持ちになりました」と語り、思い入れの強さを窺わせた。

 直美とは腐れ縁のような関係が続いた詐欺師・寛太役の藤原は、第85回で病を抱えた直美の母・柳川文(内田慈)を神社に連れていくシーンについて「(その場面は)藤田先生(坂口涼太郎)から直美さんへ、卯三郎さん(坂東彌十郎)から文さんへ贈る言葉のリレーもあって、今までどの作品でも経験したことのない感動体験となりました」と述懐。寛太が抱く直美への思いについては「寛太としては直美さんのことを怒らせもしたいんですけど、同時に笑った顔も見たいんですよね。『直美さんのことをどのぐらい笑顔にできたかな?』みたいなことは考えたりします」と語った後、「ただ…」と前置きして「上坂樹里さんご自身は“ゲラ”ですので、笑わせるのはイージーでしたね(笑)」と付け加え、笑いを誘った。

 りんと直美に縁の深い瑞穂屋の主人・清水卯三郎役の坂東は、りんについて「どんどんたくましくなられて。母親としても、看護師さんとしても。“リターン”はいっぱいもらった気がします」と卯三郎の口癖だった「リターン」という言葉を用いて共演の印象を語ると、「これからもまた他のところで頑張れるように、お互いに頑張りましょう」とエールを送った。さらに、直美に対しては「(直美の母であり、卯三郎が営む瑞穂屋の従業員である)柳川文(内田)さんのことも通じて、とても身近に感じさせてもらいました。ご一緒のシーンは重たいシーンが多かったですけれども、目の力、優しさで助けられたと思っています。本当におつかれさまでした」と労った。

 そして、”バディ”を演じきった見上と上坂もエールを交換。まず見上は上坂に向けて「本当に樹里ちゃんがいたからこそ、ずっと前を向いて、歩いていくことができました!」と感謝を述べると、「物語が進むにつれてりんと直美がバディになっていったのと同じように、私たちも1年という時間の中で無理をすることなく、本当に少しずつ距離が縮まっていきました」と2人で歩んだ撮影期間を振り返った。最後に再び「一緒にたくさんの時間を過ごして、だんだんお互いのことが分かるようになって、本当にいっぱい”ありがとう!”を伝えたいです。今度はまた全然違う役でまた二人で出会えたらいいなと思っています。ありがとうございました!」と上坂への感謝を口にした。

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 これに対して上坂は、「愛さんに初めて会った日から今日まで、ずっと引っ張ってきてもらって、初めてお会いした日にも『完璧にやろうとせずに、気楽に柔軟に二人でやっていきましょう』という言葉をかけていただきました」と初対面の思い出を振り返ると、「いつも愛さんが隣にいてくれたからこそ直美になれたといいますか、この長い撮影期間を乗り越えられました。いま振り返ったときに『もうこの撮影期間はないんだ』と思うと、寂しくなってしまうくらい充実した日々でした」と満足そうに語り、最後に「この『風、薫る』という作品で、直美とりんとして、愛ちゃんとご一緒できたことは本当に光栄でした。 ありがとうございました!」と、見上に言葉を送った。

 そして最後に、見上は「まずは半年間見守ってくださって本当にありがとうございました」と半年間の放送を見守った視聴者への感謝を述べると、「今日も見てくださっている皆さんがいて、そして温かい言葉を届けてくれてる皆さんがいて、私たちは前に進みながら撮影を続けて、この『風、薫る』という作品を届けきることができそうです」と達成感がにじむ言葉で締めくくった。

 続けて上坂は「このイベントで、私たちが大切に紡いできた物語を、視聴者の皆様が真摯に受け取ってくださって、こうやって温かく見守ってくださっているということが改めて実感できました。本当に幸せな気持ちでいっぱいです」と観客への感謝を述べた後、最終週について「りんと直美がこれまでたくさん悩んで、その先にある出会いや別れが自分たちの未来へとつながっていく、そんな大切な1週間となっていますので、どうか最後まで『風、薫る』を見届けていただけたら嬉しいです」と視聴者に呼びかけた。

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