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横浜流星に「流星をよろしく」の声続々 『国宝』脚本家・奥寺佐渡子が「LOST10」で感じた愛される人柄【インタビュー】

-小駒と直の掛け合いで工夫したことはありますか。

 小駒と直は年齢も職業も育ちも違い、仲良くなれる要素も、バディになれる要素も全くないと思ったので、まず2人の共通点を考えました。刑事も保険調査員も、被害者や遺族が一日でも早く安心できるように捜査や調査を進める仕事なので、そこが唯一重なる点です。それ以外は性格も違いますし、バランスを考えながら作っていきました。

-完成した映像を見て、2人のお芝居をどう感じましたか。

 2人ともすごくいいですね。コンビネーションが素晴らしかったです。

-今後、物語はどのように展開していくのでしょうか。 

 3話、4話に進むと、登場人物の背景がさらに分かってきます。事件の見え方が変わり、人物の印象も全く変わってしまうお話なので、何話も重ねて見ていただきたいです。新たに出てくる人物が小駒と直にとって敵なのか協力者なのか、分かりづらいところもあるので、それぞれの言動に注目していただきたいです。新しく出てくるキャラクターに2人が翻弄(ほんろう)されていく展開も見られます。

-「全てを疑え」というキャッチコピーに込めた思いを教えてください。

 何が起こっても、それが真実とは限らないということを、全話を通してキーワードにしながら書きました。小駒も最初はそれほど疑い深い感じではないのですが、変化し成長していきます。そこにも注目していただければと思います。

-近頃のドラマの考察ブームをどのように考えていますか。考察する視聴者に向けて、挑戦した部分はありますか。

 それはあまり意識しませんでした。さまざまな考察を読むのを私も楽しんでいます。考察ドラマとして楽しんでもいいし、バディものや人間ドラマとして楽しむ方もいらっしゃると思います。お好きに、自分の見たい形で見ていただければと思います。

-最後に、視聴者へメッセージをお願いします。

 「ロスト」という名前が付いていても、喪失だけを描くのではなく、喪失の先に何があるのかというお話でもあります。2人はそれほど特別な人間ではないですし、ずばずばと事件を解決していくわけでもありません。彼らが感じていることは、どこかの誰かも感じているのではないかと思います。どうぞ楽しみにご覧ください。

(取材・文/小宮山あきの)

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