
英国のハイエンド・オーディオブランド、Bowers & Wilkins(バウワース&ウィルキンス)の新たなフラッグシップモデルが、いよいよ日本に登場する。創業60周年を迎えた同ブランドは、「800 Series Diamond D5」を2026年10月中旬から日本国内で順次出荷(輸入代理店:ディーアンドエムホールディングス)する。6月の製品発表時点では今秋の受注開始とされていたが、具体的な価格と出荷時期が明らかになった。
800 D5シリーズは、同社を代表する「800 Series Diamond」の第5世代。音響性能だけでなく、機械構造や電気系統、デザインに至るまで大幅な改良が施されている。シリーズの象徴であるダイヤモンドドーム・トゥイーターを継承しながら、Signatureモデルで培った技術も取り入れ、より高い解像度や低歪み、優れたダイナミクスを追求した。
特に注目されるのが、キャビネットの剛性を高める「Space Frame Bracing(スペースフレーム・ブレーシング)」や、進化した「Enhanced Matrix」。不要な振動や共振を抑えることで、録音された音をより忠実かつ立体的に再現することを目指している。また、4種類の新仕上げ「ステルス・ブラック」「ダーク・ウォールナット」「ライト・ウォールナット」「ウォーム・ホワイト」を用意し、インテリアとしての存在感も高めた。
ラインアップは、フロアスタンディング型の「801 D5」「802 D5」「803 D5」「804 D5」、スタンドマウント型の「805 D5」、センタースピーカーの「HTM81 D5」「HTM82 D5」の7モデル。価格は「801 D5」がステルス・ブラックで473万円、その他の仕上げで462万円(いずれも1台・税込み)。「802 D5」は363万円、「803 D5」は286万円、「804 D5」は187万円、「805 D5」は110万円からとなる。
さらに、専用スタンドやサブウーファーもラインアップ。「DB1D」は99万円、「DB2D」は77万円、「DB3D」は55万円(いずれも1台・税込み)。
一方、新シリーズの登場に伴い、現行の800 D4シリーズや801 D4 Signature、805 D4 Signatureは英国工場での生産を終了。生産済み在庫は今秋ごろまで日本に入荷する予定だが、モデルや仕上げによっては早期に販売終了となる可能性があるという。
60年にわたって「True Sound」を追求してきたBowers & Wilkins。その集大成をうたう800 D5シリーズは、音楽を「聴く」ための道具から、録音現場の空気まで再現する究極のオーディオ機器へ――。まさに“フラッグシップ”と呼ぶにふさわしい新世代スピーカーとなりそうだ。







