社会

『戦争犯罪と闘う』が異例のベストセラーに 応援イラストから生まれた特別カバーも

 普段は新書に目を留める習慣がなくても、報道と同時進行で理解を深めるために手にとった人も多いのではないか。『戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない』https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166614967(赤根智子著、文藝春秋、紙版税込み1045円、電子版同1000円)。昨年6月20日刊行の後、度重なる重版を経て10万部を突破している。この大台突破を記念し、赤根所長からのメッセージと、読者の声から生まれた特別カバーが発表になった。赤根所長のメッセージはきわめてシンプル。“Justice must prevail”(正義は打ち勝たねばならない)、という力強い一文だ。

 国際刑事裁判所(ICC)所長である赤根氏が米国から制裁対象に指定されたことをきっかけに、ICCや「法の支配」への関心が高まり、この本も多くの人に読まれるようになった。直近では、ICC元裁判官で元国連人権高等弁務官のナビ・ピレイ氏のノーベル平和賞受賞も後押しとなり、再び大きな話題に。X(旧Twitter)などのSNSでは、赤根所長を描いたイラストとともに応援と連帯を示す声が数多く投稿された。そこで、SNSで反響を呼んだ数多くの作品の中から、イラストレーター・タケウマさん(@StudioTakeuma)によるイラストを使った特別カバーの展開が決まった。11月上旬をめどに全国の書店店頭に展開予定。