閉館後の美術館を鑑賞できる“ナイトツアー”。神奈川県の人気の温泉地、箱根の岡田美術館では、特別展「金屏風（びょうぶ）の祭典 ―黄金の世界へようこそ―」が開催されており、この展示を閉館後に学芸員の解説つきで見ることができるツアーが、箱根小涌園 天悠、箱根ホテル小涌園、箱根小涌園 三河屋旅館の3館（藤田観光・東京）とのタイアップで2024年1月20日限定で開催される。参加費は大人・大学生3520円、小中高生2600円。

　輝く黄金の金屏風を「金雲」「金銀」「金地」という3つのテーマに沿って、28件展示している。まずは狩野派が得意とした力強い金雲や大和絵風の金雲など、金屏風で再現されるさまざまな金雲に注目した「金雲の間」を巡る。続く「金銀の間」では、銀箔（ぱく）や銀砂子があしらわれた落ち着いた金屏風を堪能できる。展示の結び、「金地の間」では、金箔で覆われた総金地の豪華な屏風がその輝きを放つ。

　翌日も岡田美術館での鑑賞を楽しめる「2日目割」もある。ナイトツアーの参加特典として、「蕎麦（そば） 貴賓館」のランチや、「箱根ホテル小涌園」のランチビュッフェに使える優待券もついている。