教育事業を手がけるNSGグループのチアリー(大阪市)はこのほど、中・高校生向けにオンラインで人工知能(AI)、データサイエンス、情報活用能力が学べる「スター AI・情報塾」を開校した。
「スター AI・情報塾」は、昨年高校でスタートした共通必履修科目「情報I」や、2025年に大学入試共通試験で「情報」科目が新設されることを背景に、中・高校生にAIなどDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応したスキルを学ぶためのカリキュラムを提供し、次世代のイノベーターを育成することを目的としている。
「スター AI・情報塾」は、オンラインの自学習形式を採用し、専用の学習サイトでチャット形式の対話、動画視聴、電子テキスト、アクティビティー(体験実習)などを用いて将来に生かせるスキルを習得できるという。
新潟人工知能研究所(新潟市)と開志専門職大学(同)が開発協力した「AI活用編(データサイエンス含む)」と「情報活用編」のカリキュラムは、認識・予測・言語・進化をテーマしたAIに関する学習や、メディア編集、テキスト言語のPythonプログラミングといった開発体験や実習を取り入れて実践力が身に付くという。今夏からライブ形式の特別授業も開始予定で、「Pythonプログラミング入門講座」「IoT実習講座」なども順次開催する。
日々の学習は、オンライン担任が個々の学習を支援し、学習計画の立案、目標設定を行う。そして応援やアドバイス、提出物の評価を直で伝えることで、モチベーションを維持しながら学習を進められるとしている。また、分からないことや、技術的な問題は、専門のオンラインテクニカルアドバイザーに質問できるという。
また、全国に90カ所あるパソコン教室「パソコン市民講座」で月4回まで同講座の受講(無料)も可能で、教室に直接通学するダブル受講も可能(費用別途)だという。詳細・申し込みはスター AI・情報塾のウェブサイト。