ふむふむ

旬の野菜をお米と一緒に炊いてみて 供給不安続くお米を野菜で「かさましベジ」

 お米は買ったことがない、という大臣の下で、米の価格高騰に苦しむ“庶民”はさまざまな工夫をしながら日々を送っている。野菜でごはんのかさましができる「かさましベジ」コーナーを新設するのは、Oisix(オイシックス・ラ・大地・東京)。5月26日から期間限定で東京・品川区の「雨晴(あめはれ)食堂」(東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 ウエスト 3F )ランチに「選べるかさましベジごはん」が登場する。炊き込むことでおいしさも彩りも栄養もプラス。このアイデアはおうちご飯でも応用できそうだ。

 ブロッコリーやにんじん、新玉ねぎ、夏にはトマトやとうもろこしなど、旬の野菜をまるごと炊き込むことで、野菜から出るやさしい甘みやうまみをたっぷりと感じられる、彩り豊かなごはんが楽しめる。炊き上がった野菜はしゃもじで簡単にほぐし混ぜることができる。

 Oisixでは年間を通じて、収量不足に悩む生産者の収入も増やせる取り組みとして、一般に流通しない「規格外品」や「野菜の未利用部分」を利用したり、商品化を進めている。米の価格高騰で、規格外の野菜などを上手に活用する方法として提案したのがこの「かさましベジ」だ。雨晴食堂のランチでは、定食メニューのごはんを「かさましベジごはん」、「白ごはん」から選べるようになる。カット時に出る端材やふぞろいの野菜を炊き込み、フードロス削減にもつながる取り組みだ。