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「自然を減らさず、回復させる」時代へ サントリーが生物多様性回復を目指す「ネイチャーポジティブ フォーラム」開催

 気候変動への対策が世界共通の課題となる一方で、もう一つの地球規模のテーマとして、生物多様性の回復を目指す「ネイチャーポジティブ(自然再興)」が急速に注目を集めている。自然を守るだけでなく、一度失われた生態系を再生し、自然を豊かにしていくという考え方で、企業にも具体的な行動が求められ始めている。

 そうした中、サントリーホールディングスは9月8日(火)、「ネイチャーポジティブ フォーラム2026 ~サントリー 天然水の森~」を開催する。環境省と林野庁の後援を受ける同フォーラムでは、行政、企業、大学など産官学の関係者が一堂に会し、生物多様性保全の最前線や現場で培われた実践事例を共有する。オンラインで一般参加も受け付けている。参加費無料。

 昨年の初開催では、官公庁や自治体、企業、研究機関などから会場・オンラインを合わせて2300人以上が参加した。今年は「現場に根差した実践事例」をテーマに、自然環境の保全と事業活動をどう両立させるのか、さまざまな立場から議論を深める。

 2022年の生物多様性条約締約国会議(COP15)では、「2030年までに自然の損失を止め、回復軌道に乗せる」というネイチャーポジティブの考え方が国際目標として採択された。日本でも企業や自治体による取り組みが加速しており、自然資本を経営に取り込む動きは年々広がっている。

 サントリーグループは2003年から「サントリー 天然水の森」活動を展開し、現在は16都府県27カ所、約1万2000ヘクタールを超える森林で水源涵養と生物多様性の保全・再生に取り組んでいる。近年は森林だけでなく、川や農地を含めた流域全体を対象にした「ランドスケープアプローチ」も推進し、自然と人の暮らしを一体で守る活動へと発展させている。

 フォーラムでは、林野庁長官や環境省自然環境局長による講演が行われるほか、ベストセラー『僕には鳥の言葉がわかる』で知られる東京大学先端科学技術研究センター准教授・鈴木俊貴氏も登壇。また、王子グループやシーベジタブル、Chefs for the Blueなどによるパネルディスカッションも予定。森林、海、食といった多様な視点からネイチャーポジティブの可能性を探る。詳細と参加申し込みについてはサントリーのホームページの同フォーラム紹介ページに掲載している。