下田海中水族館でイルカの赤ちゃんが誕生 お乳も飲み、お母さんと仲良く泳ぐ姿も

　体験型水族館「下田海中水族館」(静岡県下田市)で10月19日早朝に、バンドウイルカの赤ちゃんが誕生した。母親イルカは「スカイ」(推定24歳)、父イルカは「ジョイ」(推定44歳)。「スカイ」は赤ちゃんイルカに寄り添うようにして泳いでおり、むつまじい様子を見ることができる。授乳も確認できておりスタッフ一同、赤ちゃんイルカの誕生を喜ぶとともに無事な成長を願っているという。

　イルカといえば、多くは「バンドウイルカ」を指し、世界中の温帯から熱帯にかけての外洋と沿岸域に生息する。日本近海では北海道南部から台湾に至る沿岸と外洋で確認されており、数十頭～数百頭の群れで生活する。春から夏の繁殖が多く、妊娠期間は約1年間。

　生まれたばかりの赤ちゃんイルカの体長は120㎝ほどで母乳を飲んで育つ。生後半年ほどで魚を食べ始めるが、普通授乳は1～2年間見られる。成長すると体長はオスで270～340cm、メスで260～360cmに達する。

母イルカの「スカイ」（左）に寄り添いながら泳ぐ赤ちゃん