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レストラン民営化で新装開店 「高知の魚に自信」料理長 高知県アンテナショップ

高知の店をたたんで東京で勝負する「高知のごちそう処 おきゃく」の下田直輝料理長

 高知県産品を販売する同県アンテナショップ「まるごと高知」(東京都中央区)の2階レストランが10月31日、新名称「高知のごちそう処 おきゃく」で新装オープンする。運営は高知県宿毛市の高知産品卸業「与力水産」が行う。店内で10月29日開かれた内覧会であいさつした同社の吉村典彦代表取締役は「日本のど真ん中、東京・銀座から高知のこだわりのある食材、高知の素晴らしさを日本全国、世界に発信していきたい」と意気込みを語った。

 このレストランはこれまで「まるごと高知」と共に、高知県の外郭団体である高知県地産外商公社が2010年から16年間運営。同公社の戸田泰史・代表理事は内覧会で「民間企業の新しい発想でさまざまな高知の魅力を発信してくれると思います。農林水産物、加工品、物販、お酒、観光など高知のあらゆる情報を東京で発信する拠点である“まるごと高知”の機能も高まります」と話した。

あいさつする与力水産の吉村典彦代表取締役=東京都中央区、2026年10月29日

 新店舗「高知のごちそう処 おきゃく」の料理長に就任した下田直輝さん(34)は宿毛市の自身の料理店を閉めて、今回の上京を決断。下田さんは「僕は(高知の)魚へのこだわりがとても強い。この点で与力水産の吉村さんと意気投合しました。東京でもこんなにおいしく高知の魚が食べられるということを多くの人に伝えたい。僕にとっては東京での大きな挑戦ですが、地元の高知の魚に関しては誰よりもおいしく提供することにこだわっていますので、自信はあります。高知の漁師さん・お客さんが来ても満足するものを提供していきたい」と語った。

 内覧会には宿毛市出身の元関脇・豊ノ島さんと元dancyu編集長で高知おきゃく大使の植野広生さんが、高知の食をテーマに対談。豊ノ島さんは「18歳で上京するまで高知にいましたが、東京に来て初めておいしいものがたくさんある高知の食の素晴らしさを知りました。それまでは高知の食が当たり前だったので、そのありがたさを感じることができなかった」と高知を出て知る高知食の魅力をアピールした。

高知の食をテーマに対談する元関脇・豊ノ島さん(右)と元dancyu編集長の植野広生さん

 植野さんは「高知には“おきゃく”といううたげ(宴席)の文化があります。この新レストランでの食事をきっかけに高知に行く人が増え、その後このレストランでその現地の食体験を“復習”し“答え合わせ”するようになるといいですね」と高知観光誘客拠点として機能することへの期待を語った。