「楽」、「推」そして「恋」 子どもたちが選ぶ今年の漢字

　毎年この時期になると、さまざまな人が選ぶ今年を表す漢字が発表される。世相のネガティブな側面を反映することが多いけれど、これはちょっと明るくてほっとする。小中高校生が選ぶ2023年の漢字（ニフティ・東京）が発表された。1位は「楽」。コロナ禍を抜け出し、さまざまな制約がはずれた解放感があったようだ。

　子ども向けサイト「ニフティキッズ」で、10月10日～11月21日の間に実施したアンケート調査で、1192件の回答があった。「コロナウイルスがおさまってきていろいろなことを楽しめるようになったから」などコロナの影響が少なくなり、マスク着用の義務がなくなったこと、行事が復活したことや、「とても学校生活が楽しいから」「中学生になり、学校生活がとても楽しくなったから」と友だちと楽しい思い出ができたことを喜ぶ声がたくさん集まったという。

　第2位は「推」。「大好きな推しに出会えたから」「推し活が楽しかったから」など。そして第3位は「恋」。「今までで一番、恋を楽しめた」「恋しかしてなかったから」などのコメントが集まった。この明るい空気が、大人たちの世界も覆ってくれるように祈るばかりだ。