せっかく住むのであれば、おトク感が大きいと思えるところがいい──新居を構える、あるいは転居する人の中から、そんな声が聞こえてきそうだ。不動産メディア「幸せおうち計画」を運営するAZWAY(東京)はこのほど、10代から60代以上までの588人を対象に「コスパの良さそうな都道府県」についてアンケートを実施した。調査期間は、7月24日~9月21日。
それによると、「住んだらコスパが良さそうな都道府県」の1位は「北海道」で55人が選んでいた。以下、2位は「福岡県」で47人、3位は「東京都」で45人という結果に。大自然に恵まれる一方、新鮮でおいしい食材を安く手に入れられそうな北海道が人気を集めている。
実際、「北海道」を選んだ人からは、「新鮮な食材を手頃な価格で手に入れることができそう」や「家賃や物価が住んでいるところよりも安い」などの声が上がっていた。2位の「福岡県」では、「交通費が安く便利」や「九州で最も都会なのに家賃が安い」などの声が聞かれ、東京を選んだ人は「交通が便利で車が必要ない」や「レジャー施設に行くのにもあまりお金がかからない」などの声が目立つ。
男女別にランキング化すると、女性は1位「北海道」、2位「福岡県」、3位「千葉県」で、男性は1位「東京都」、2位「北海道」、3位「沖縄県」という結果だった。年代別では、30代以下の世代で「東京都」を選んだ人は少なかったのが目を引く。東京都にコスパで魅力を感じている人は40代、50代が多かった。