東京・東銀座の歌舞伎座近くのギャラリー「銀座アポロ昭和館YOHAKU」 で、6人の作家によるグループ展「景と猫」が8月20日(木)〜26日(水)に開催される。開催時間は12~19時(最終日は17時まで)。入場無料。
稲葉草平氏、おのりゅうセイ氏、橘川裕輔氏、中津川博之氏、松村咲希氏、Yoshifumi氏(50音順)の6人の作家が参加。彫刻、絵画、立体、抽象表現など、それぞれ異なる手法を持つ作家たちが「風景」と「猫」という共通テーマのもとに集い、銀座の地下空間に多彩な世界を立ち上げる。
彫刻家・稲葉草平氏は、木や石から命のフォルムを削り出す作家として知られ、猫の気まぐれな息づかいまで立体として表現する。おのりゅうセイ氏は、日常の温度や思い出の気配を極限までそぎ落とした造形で表し、手のひらにしっとりなじむ“触れる猫”を生み出す。
夜の都市を原風景としてとらえる橘川裕輔氏は、闇と光が織りなすコントラストの中に「心を照らすヒカリ」を描き出す。長野の自然を原体験に持つ中津川博之氏は、絵の具の質感を巧みに操り、鑑賞者の動きによって表情を変える“時間と光の風景”を提示する。
松村咲希氏は、スキー場で育った経験をもとに、地表の質感や滑走する線を重ねた「Mountain」「Moon Phases」シリーズを展示。絵具の盛り上がりと平面性が同居する画面は、風景の多層性を示す。Yoshifumi氏は、猫を通して生命と感情の関係性を描き、対立と調和、儚さと力強さなど、揺れ動く均衡の中に生の本質を探る。
会場の銀座アポロ昭和館YOHAKUは、昭和初期の趣を残しつつ再生された建築物の地下に位置するギャラリー。地上の喧騒から離れた静謐な空間で、作品と向き合う“余白”を大切にしている。








